現代社会に生息するバンパイアを描いたアメリカの人気テレビ・ドラマ『トゥルー・ブラッド』用にニック・ケイヴとオルタナ・カントリー系のニーコ・ケースがザ・ゾンビーズの1964年の名曲、“シーズ・ノット・ゼア”のカバーをコラボとして行っていたことが明らかになった。
番組は6月26日から4回目シーズン分の放映が始まるが、ニックとニーコによる“シーズ・ノット・ゼア”はその第1回目のエピソードのエンディングで使われるとビルボード誌が伝えている。
番組の音楽を担当しているゲイリー・カラマーは5月4日にロスアンジェルスで開催された音楽見本市ミュゼクスポに出席した際、「常に番組のために尽くしたいという気持ちでやってるけど、頭のなかではいつだってサウンドトラックをどうやって最高の形にするかっていうことでいっぱいなんだよね」と語っている。それに続いてカラマーは、番組の脚本では使われる音楽としてサンタナによる“ジーズ・ノット・ゼア”のカバーが指定されていたにもかかわらずカラマーの判断でニックとニーコのバージョンを採用した経緯を紹介したとか。
「いいサウンドトラックを作り上げる秘訣は一番フレッシュなレコーディングを探すことにあるんだよ」とカラマーは語っている。
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