ジョージ・マイケル、メディア王ルパート・マードックに身を滅ぼされそうになったと語る

ジョージ・マイケル、メディア王ルパート・マードックに身を滅ぼされそうになったと語る - 1987年作『Faith』1987年作『Faith』

ジョージ・マイケルは7月10日に電話盗聴事件がきっかけとなって廃刊になったザ・ニューズ・オブ・ザ・ワールド紙や親会社のニュース・インターナショナル社などを所有するグループ総帥ルパート・マードックに身を滅ぼされそうになったと語っている。

ジョージは私生活でのスキャンダルや薬物関連の事件、あるいは公での性行為が発覚するなどさまざまな事件でザ・ニューズ・オブ・ザ・ワールドなどといったタブロイド紙の紙面をここ10年間賑わしてきたが、ここにきてジョージは自身のツイッターで、こうしたタブロイド紙との付き合い方を綴っている。

かなり長文になったこの書き込みはまず電話盗聴事件の話題から始まり、ジョージは自分の立場についてこう書いている。「ぼくはニュース・インターナショナル社の標的にされた数千人の犠牲者のうちで社会的に葬り去ろうというルパート・マードックの悪意にかかりながらも、それを逆手に前向きに乗り越えてきたごく一握りの人間だといっても間違いはないと思う」。

また、ジョージは警察がジャーナリストからの賄賂との引き換えに自分についての情報を漏らしていたとも語っている。「だから、マスコミはいつもぼくより早く自宅で待ち構えていたりしたもんなんだよ。そのどのケースについても、警察署の気味の悪いやつがマスコミに召集をかけてたんだ。警察帽を片手に持ちながら、もう片方の手で袖の下をもらってたわけさ。そのうちぼくも諦めたよ。ロンドン市警の役得にはかなわないってね」。

さらにジョージはザ・ニューズ・オブ・ザ・ワールド紙の電話盗聴事件をめぐって警察に話すべき情報を持っていると語っていて、「数年間、盗聴を受けていた」はずだと綴っている。


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