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    ガガと『ボヘミアン・ラプソディ』に続け!? テイラーが映画版『キャッツ』撮影開始のポスト。エルトン・ジョンに、プリンスも!ビヨンセの『ライオン・キング』まで。まだ続く音楽映画ブーム。

    • ガガと『ボヘミアン・ラプソディ』に続け!? テイラーが映画版『キャッツ』撮影開始のポスト。エルトン・ジョンに、プリンスも!ビヨンセの『ライオン・キング』まで。まだ続く音楽映画ブーム。
    • ガガと『ボヘミアン・ラプソディ』に続け!? テイラーが映画版『キャッツ』撮影開始のポスト。エルトン・ジョンに、プリンスも!ビヨンセの『ライオン・キング』まで。まだ続く音楽映画ブーム。

    先日行われたゴールデングローブ賞に、サプランズでテイラー・スウィフトが登場し、レディー・ガガに主題歌賞を授与したのは、ちょっと歴史的な瞬間だった。
    https://twitter.com/Variety/status/1082096731926421506

    しかし、テイラーは、一緒に登場したイドリス・エルバと大ヒットミュージカル『キャッツ』の映画化に出演するので、来年は自分がトロフィーをもらう可能性もあるのだ。

    昨日テイラーが初めて『キャッツ』の撮影が開始したとインスタにポストした。そこで彼女の演じる役が、セクシーでダンスも上手いクールなボンバルリーナと判明。


    こちらボンバルリーナが登場する『キャッツ』からの映像。

    さらにロンドンでの撮影開始をインスタのストーリーで公開している。「キャッツのセットに来てます。超雪が降っている」と言ってはしゃいでジャンプしている。


    ボンバルリーナはせっかくテイラーが演じるのだから、間違いなく彼女がオリジナルの曲を書くのではないかと思う。

    この映画化には、失敗しようがない超鉄壁なメンツが集まっている。まず監督は『レ・ミゼラブル』の映画化もしたトム・フーパー。出演する俳優は、グリザベラ役=”メモリー”を歌うのは、ジェニファー・ハドソン、その他、ジェームス・コーデンに、イアン・マッケラン、ジュディ・デンチなど。T.S.エリオット原作で、アンドリュー・ロイド・ウェバーが作曲のこのミュージカルは、日本も含め大ロングランの大ヒット作だ。

    映画の公開は2019年12月20日。

    テイラーは、普段からめちゃくちゃ可愛い猫の写真をいつもポストしているし、猫のマーチも販売していたくらいなので、役作りは完璧だったはずだ。


    『マンマ・ミーア!』、『ボヘミアン・ラプソディ』などあるアーティストの曲だけを使う映画やミュージカルが、大ヒットするので、その他にもまだまだ音楽関連映画が公開される。

    1)『ライオン・キング』
    今年最も期待されている映画『ライオン・キング』。
    チャイルディッシュ・ガンビーノとビヨンセが共演で、監督は『ジャングル・ブック』も大成功させたジョン・ファブロー。音楽はハンス・ジマーだが最近チャンス・ザ・ラッパーが、ハンス・ジマーとファンブローと、ファレルと会った際の写真に、『ライオン・キング』とキャプションを付けていた。つまり、このサントラは、チャンスと、ガンビーノと、ビヨンセが結集するかもしれないのだ!今のアメリカの最強のメンツが集合することになる。

    もともとの曲はエルトン・ジョンが作っているが、彼の曲は2曲くらいしか使わない。つまり、大半が新曲になる!!公開は7月19日。予告編はこちら。もしかしたら来年のオスカーでは、ビヨンセとテイラーが対決するかも?!そう言えば、ビヨンセを『ドリームガールズ』で取材した時に「オスカーが欲しい」と超目がマジで言っていたのが忘れられない。


    2)エルトン・ジョン伝記『ROKETMAN』
    エルトン・ジョンと言えば、『ボヘミアン・ラプソディ』を完成させたデクスター・フレッチャーが監督したエルトン・ジョンの伝記『ROKETMAN』が公開される。エルトン・ジョンを演じるのは、『SING/シング』でゴリラの少年を演じてすでに素晴らしい歌唱力を披露している『キングスマン』のタロン・エガートン。

    撮影最終日の写真。

    練習風景。

    さらに、イギリスで記録的なヒットしたTVシリーズ『ボディガード』(日本でもNetflixで見れる)のリチャード・マッデンも出演でこの映画も完璧なメンツが揃っている。公開は、5月24日。

    ティーザー予告編はこちら。

    3)『マンマ・ミーア!』方式でプリンスの映画が制作決定!
    『ボヘミアン・ラプソディ』や、ABBAの曲が使われた『マンマ・ミア!』の大ヒットを受けて、次はなんとプリンスの曲のみを使った映画が作られると正式に発表された。
    https://variety.com/2018/film/news/universal-original-movie-inspired-by-princes-music-1203067739/

    しかし、すでに『パープル・レイン』でプリンスの自伝的な内容の映画は作られているので、この作品はプリンス自身とは全く関係のないフィクションになる。その中で、プリンスの曲をふんだんに使うそう。制作はユニバーサルだが、つまり、彼らがすでに大ヒットさせている『マンマ・ミーア!』のような映画になるということ。ちなみに、『レ・ミゼラブル』や『キャッツ』もユニバーサルの作品。

    4)ジョージ・マイケルも制作に関わった『Last Christmas』
    ワム!の”ラスト・クリスマス”をインスピレーションにしたラブコメ『Last Christmas』が11月15日に公開される。『ゲーム・オブ・スローンズ』のエミリア・クラークと、『クレイジー・リッチ!』のヘンリー・ゴールディングが主演で、ロンドンを舞台にしたこの作品。ジョージ・マイケル自身が亡くなる直前までアイディアなどを提案して制作に関わってたそう。この映画の中で、ジョージ・マイケルの未発表曲が使われることになっている。この作品も制作はユニバーサルだ。
    https://www.rollingstone.com/music/music-news/george-michael-last-christmas-film-748114/

    『グレイテスト・ショーマン』、『ラ・ラ・ランド』など、近年アルバム売り上げでも年間のトップか上位を占めるのも、音楽関係の映画のサントラだ。映画もヒットするし、このブームはまだまだ続きそう。キャリアがあり、名曲揃いのミュージシャン達は今みんな映画制作をオファーされているはずだ。曲が名曲だと物語が少し薄くても、曲のパワーで映画がなんとく成立してしまうのが凄いと思う。
    中村明美の「ニューヨーク通信」の最新記事
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