ピクシーズやニルヴァーナのプロデューサー、スティーヴ・アルビニがオッド・フューチャーに大激怒

ピクシーズやニルヴァーナのプロデューサー、スティーヴ・アルビニがオッド・フューチャーに大激怒 - タイラー・ザ・クリエイター 2011年作『ゴブリン』タイラー・ザ・クリエイター 2011年作『ゴブリン』

ピクシーズやニルヴァーナのプロデューサーとしても有名なスティーヴ・アルビニは現在最も注目されているヒップホップ集団オッド・フューチャー(OFWGKTA)をこきおろしている。

スペインで開催されたフェスティバルに自身が率いるバンド、シェラックとして出演したスティーヴは空港でオッド・フューチャー一味と出くわし、同じミニバスに乗り合わせたというのだが、この時のことを「あれほど首を絞めてやろうかと思ったのは本当に久しぶりだ」と語っている。

自身のスタジオ、エレクトリカル・オーディオのサイトにスティーヴはこう説明している。

「このアホ連中とは5月下旬に40分ほど居合わせたことがあるけど、これほど人の首を絞めてやろうかと思ったことは本当に久しぶりのことだったよ。ぼくのバンドがバルセロナで空港からのシャトル・バスで連中と乗り合わせることになったんだ。発着時間が過ぎてから全員で乗り込んできて、目に入るものについてはすべてニガー呼ばわりし、バスの運転手のことはマザーファッカー呼ばわりし、とうとうと車中でちんこを吸われた時の話を続け、バスに乗っている者全員をオカマ呼ばわりしていたね。ある女性の乗客が話をしようと話しかけても、まるで彼女が透明人間であるかのように完全無視し、その隣のメンバーは彼女の顔の前に両手の中指を突き立てる始末だよ」

スティーヴはアーティストたるものはなにも評価すべき作品を作るためにいい人にならなければならないなどということはないと断ったうえで、ただ、オッド・フューチャーは音楽に価値あるものをなにひとつも貢献していないと次のように語った。

「世の中ではいい人が醜悪なアートを生み出し、醜悪な人々が素晴らしいアートを生み出しうるということをよく自分でも自覚してるつもりだよ。オッド・フューチャーは好きなように自分たちでラップしたいことをラップするべきだと、ぼくは100パーセントそう思う。でも、連中のやり方からわかってくるのは、連中のやっていることは普通の人々が最低なやつらについての音楽を生んでいるということではなくて、最低の連中が最悪の人間についての音楽を作っているっていうだけのことだね」


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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