レディング・フェス通信:トリを務めたストロークスのセットにジャーヴィス・コッカーが飛び入り

レディング・フェス通信:トリを務めたストロークスのセットにジャーヴィス・コッカーが飛び入り - ザ・ストロークス 2001年作 『イズ・ディス・イット』ザ・ストロークス 2001年作 『イズ・ディス・イット』

8月27日に行われたレディング・フェスティヴァルで2度目のヘッドライナー出演を行ったザ・ストロークスだが、セットの途中でダブル・ヘッドライナーとして自分たちの前に出番を済ませていたパルプのジャーヴィス・コッカーが飛び入りする一幕もあった。

ジュリアン・カサブランカスが「ぼくたちは本当にパルプが大好きで、リスペクトしていてお手上げなんだけど、そのパルプのジャーヴこと、ジャーヴィス・コッカーに拍手を」と紹介すると、ジャーヴィスがステージに登場し、ともにザ・カーズの“燃える欲望”のカバーを披露した。

ストロークスにとっては2002年以来のヘッドライナー出演となったが、セットとしては01年のファースト『イズ・ディス・イット』からの楽曲を軸にしたものとなって、このファーストからのトラックを8曲も披露することになった。

ファンの反応はおおむね好意的で詰めかけた観客では今回のダブル・ヘッドライナーについてはストロークスに軍配を上げる意見も多かった。そんな観客のひとり、ニック・サントリーはストロークスを断然支持し、「どうあってもストロークスだね。ストロークスはちゃんと時代と合ってるけど、ジャーヴィスはそうじゃないからね」と語った。「ステージでのジャーヴィスのイカれ方は最高だけど、やっぱりステージを支配したのはストロークスだったよ」。また、エイミー・スミスも「パルプもすごく楽しかったけど、今回来たのだってストロークスを観るためだし」と語った。

その一方でパルプに軍配を上げたファンのひとりロブ・モリソンはこう語った。「ストロークスもよかったけど、パルプのライブの方が格段によかったよ」。また、ロビー・ソーントンはさらにこう説明した。「ぼくは実はストロークスの方が好きなんだけど、パルプの方が観客への訴え方が全然よかったし、気持ちの込め方も違ってたね」。

ちなみに8月28日に開催されるリーズ・フェスティヴァルでは出番が入れ替わって、ストロークスが前に出て、最後がパルプというオーダーになる。

ストロークスのセットリストは以下のとおり:

'Is This It'
'New York City Cops'
'Under Cover Of Darkness'
'The Modern Age'
'Macchu Picchu'
'Reptilia'
'Someday'
'Life Is Simple In The Moonlight'
'You Only Live Once'
'You're So Right'
'What Ever Happened'
'Automatic Stop'
'Alone Together'
'Just What I Needed'
'Juicebox'
'Last Nite'
'Hard To Explain'
'Take It Or Leave It'


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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