ギースが、ナイジェル・ゴッドリッチ制作の『From The Basement』に出演。約35分のライブ映像公開。

ギースが、ナイジェル・ゴッドリッチ制作の『From The Basement』に出演。約35分のライブ映像公開。 - pic by Lewis Evans pic by Lewis Evans

ギースが、ナイジェル・ゴッドリッチ制作のTVシリーズ『From The Basement』に出演し、約35分の最新映像が公開された。
映像はこちら。

今回披露されたセットリストは以下の通り。最新作『Getting Killed』から7曲が演奏されている。

Trinidad
Husbands
Islands of Men
Half Real
100 Horses
Au Pays du Cocaine
Bow Down

バンドはこれに先がけ、地元ブルックリンの数カ所の映画館で本映像を特別上映。私が足を運んだ回は150席とはいえ満席で、上映後には拍手が起こっていた。

ご存知の方も多いと思うが、『From The Basement』はレディオヘッドのプロデューサー、ナイジェル・ゴッドリッチが制作するシリーズで、これまでにレディオヘッドやザ・ホワイト・ストライプスらが出演してきた。観客を入れず、密閉された空間で収録されたことで生まれる、親密で、緊迫した、ここでしか観られないような貴重なセッションが特徴だ。

ギースの今回のパフォーマンスも、各メンバーの役割や音の配置をじっくり見つめてしまうような内容。デビュー当時のライブはもっと骨太なロックンロールという印象だったが、ここまで研ぎ澄まされたサウンドへ変貌を遂げたのを確認できたのは大きい。前作リリース時のインタビューで、キャメロンのボーカルが良くなった理由を訊いたところ、「ボーカルのレッスンに通った」と語ったいた。その成果は今回も明確。最終的にはキャメロンの声に完全に引き込まれてしまう。サウンドはこのシリーズの常ながら極めて高音質で、とりわけ劇場のサウンドシステムで聴いたことで、各楽器がくっきりと浮かび上がるように体感できた。

『Getting Killed』は、ラフトレードの2025年ベストアルバムリストでも早くも4位に選出されている。

個人的にはそれ以上に驚いたのは、ザ・ストロークスジュリアン・カサブランカスが、「ギースの新作は最高で、普遍的」とインスタにコメントしていたことだ。(その下でYouTuber批判もしていたためか、現在は削除済み)。ジュリアンが他バンドをインスタ上で褒めるのは滅多に見ない。

ギースが、ナイジェル・ゴッドリッチ制作の『From The Basement』に出演。約35分のライブ映像公開。

さらに、パティ・スミスもインスタで称賛していた。彼女が著書に書店でサインをしていたら「ギースの“100 Horses”がラジオから流れてきて、いきなり希望を感じた」とコメントしていた。NYのバンドとして、この2人からの賛辞は、嬉しいはずだ。

以下、『From The Basement』の過去の映像をいくつかご紹介。

ーザ・ホワイト・ストライプス

ーレディオヘッド
“In Rainbows”

“The King Of Limbs”
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