8月27日と28日にレディング・アンド・リーズ・フェスティヴァルでパルプとダブル・ヘッドライナーを務めたザ・ストロークスだが、最新作『アングルズ』に続く新作用のごく初期的な作曲セッションは結婚セラピーを受けているような気分になったと、ベースのニコライ・フレイチュアは語っている。
バンドは現在は「いい場所」にいるということだが、ニコライは必ずしも新作用にメンバー全員が同様に作品を提供しているわけではないともデイリー・スター紙に認めている。
「ネタを持ってきてる人もいれば、そうじゃない人もいるね。まだ、完成した曲は少ないけど、パートやフレーズはたくさん揃ってきてるんだ。パズルのようにそういった部分部分を合わせてはくっつけようとしてるんだよ」
ただ、全員がスタジオに姿を揃えるだけの時間的な余裕ができないと、なかなかこれ以上にギアも入らないだろうとニコライは説明し、次のようにコメントしている。
「ぼくたちがひとりひとりでやることは、全員でやることとはあくまでも違うんだよね。今ぼくたちはバンドとしていい場所にいると思うんだ。なんか結婚セラピーでも受けてるような気分だよ」
バンドはまだ『アングルズ』の仕上げが進行していた時点で、新作用の作曲セッションを早々に開始しようと計画していたが、ボーカルのジュリアン・カサブランカスがこれを中止させていたことが今年の4月の時点で明らかになっている。この時、ジュリアンはかつてギターのニック・ヴァレンシがザ・ストロークスとしてアレンジした音源を自身のソロに転用しようとしたことが中止の遠因になっているとほのめかしてもいた。
(c) NME.COM / IPC Media 2011