元オアシスのノエル・ギャラガーは弟リアムとの確執が将来的に解決されることを望んでいて、ここのところの舌戦についても「時間が解決してくれる」だろうと語っている。
グラントランドの取材に応えてノエルはいずれリアムとの言い争いにも片を付けなければならないはずだと認めているが、それが今年のクリスマスまでになるかどうかについては「ファッキンありえないね」と語った。
2009年のV・フェスティヴァルのヘッドライナー出演をキャンセルした理由をめぐってノエルが「嘘」をついているとリアムが訴訟をちらつかせてからは、ノエルは今回の諍いについて「ちょっとこれもアホ臭くなってきてるし、手に余ってきてて、イケてないよな」と認めていた。
もともとノエルは自身が開いた記者会見で、オアシスが2009年のV・フェスティヴァルへのヘッドライナー出演を中止したのは、リアムが二日酔だったからで、喉頭炎のせいではなかったと語っていた。その後、ノエルはオンラインでファンと行ったウェブチャットで今回のリアムとのやりとりについて謝罪し、リアムが喉頭炎にかかっているという診断書もちゃんと持っていたことを認めている。
そして、現時点のノエルは次のように語っている。
「俺たちはバンドの外ではつるんだことはないんだよね。一度もね。でも、こうなっちゃったからにはいずれまたリアムとファッキン向かい合って話し合わなきゃならないんだろうな。いずれ時間がこういう傷を癒してくれると嬉しいんだけどね。でも、クリスマスまでにそれが起きるのかどうかってことになったら、それはファッキンありえないね」
さらにノエルはリアムが「自分が口にしてるファッキン言葉に責任をとる」ことも必要だと感じると語っている。
「俺には俺の付き合いや友人たちがいて、リアムはこういう人たちの神経を逆撫でするようなことばかり言ってたからね。もう何年も俺はこういうことを無視してきたわけで、それはバンドの方がもっと重要だと思ってたからなんだよ。でも、ある時点でもう我慢ならなくなってきたんだよね。そして、事態が暴力沙汰になった時点で、俺はやめたんだよ。暴力的なロック・バンドなんかに我慢しているなんて意味ないからね。アホだろ、そんなの。そもそも俺たちのバンド観はまるで違うものだったからな。俺はいつだって曲が一番重要なことだと考えてきたんだけど、リアムが重要だって考えてきたのはカオスだからね」
現時点でV・フェスティヴァルへの出演キャンセル理由をめぐるノエルのコメントに対してリアムが訴訟を起こすかどうかは明らかではない。この件についてはリアムが訴えを取り下げたといったんは伝えられていたが、ここにきてリアムは「まだ終わっていない」としていて、「まだいくつか整理しなきゃならないことがある」とも語っている。
なお、ノエルは先頃、セカンド・シングル“AKA…What A Life!”をネットで公開している。
“AKA…What A Life!”を聴くにはこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=lwHpLDgWonM&feature=player_embedded
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