ブラーのデーモン・アルバーンの架空バンド、ゴリラズはもはやユニットとして終わりかけているとバンドのキャラのひとりであるマードックが明らかにしている。
マードックのツイッターでマードックはこう語っている。「ゴリラズ10年。もう10歳だよ? TEN。これはなんの略だろう? The End Is Nigh(終焉は近し)……!」
さらにこの日にマードックはこうもツイートしていた。「なにかが俺の島に流れ着いたぞ。どでかい発表を盛り上げるためのおもちゃのトランペット。明日吹いてみようかな」。
デーモン自身は、9月にはこう語っている。
「自分の名前が入ったアルバムを作ってみたいんだ。それが今度作りたいやつだね。これからバンドをまた1から始めるのには耐えられそうにもなくってさ」
Q誌とのこのインタビューでデーモンはそのソロ・プロジェクトのコンセプトも考えてあると説明している。
「どんなレコードになるかはまだわかんないけど、誰も行かないクラブっていうコンセプトがあるんだよ。だから、これがぼくにとっての『空っぽなクラブ・カルチャー』ものになるのかもね」
また、デーモンは来年のオリンピックにも関わっていくことになると予想されていて、オリンピックと連動したライブを行うなどとも噂されている。その一方で、ダン・ジ・オートメーターことダン・ナカムラや、マーク・アントワーヌ、マルチ・プレイヤーのクウェスなどを引き連れてコンゴで1週間滞在してそのままアルバムを制作するというプロジェクトの産物『キンシャサ・ワン・トゥー』を10月29日にリリースする。
ゴリラズは当時デーモンがルームシェアしていたアニメーターのジェイミー・ヒューレットと1998年に作り出したアニメ・バンドで、その後、ダン・ナカムラとのコラボレーションを通して、2001年に『ゴリラズ』でデビューした。これまでにアルバム4枚をリリースし、昨年にはグラストンベリー・フェスティヴァルのヘッドライナーまで務めることになった。これまでアルバムではショーン・ライダー、マーク・E・スミス、モス・デフ、デ・ラ・ソウル、スヌープ・ドッグらとの共演も果たしている。
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