ダーティー・プロジェクターズのデイヴ・ロングストレス、山籠もりして新作制作中

  • ダーティー・プロジェクターズのデイヴ・ロングストレス、山籠もりして新作制作中 - ダーティー・プロジェクターズ+ビョーク 2011年作『マウント・ウィッテンベルグ・オルカ』

    ダーティー・プロジェクターズ+ビョーク 2011年作『マウント・ウィッテンベルグ・オルカ』

  • ダーティー・プロジェクターズのデイヴ・ロングストレス、山籠もりして新作制作中 - ダーティー・プロジェクターズ 2009年作『ビッテ・オルカ』

    ダーティー・プロジェクターズ 2009年作『ビッテ・オルカ』

  • ダーティー・プロジェクターズのデイヴ・ロングストレス、山籠もりして新作制作中 - ダーティー・プロジェクターズ+ビョーク 2011年作『マウント・ウィッテンベルグ・オルカ』
  • ダーティー・プロジェクターズのデイヴ・ロングストレス、山籠もりして新作制作中 - ダーティー・プロジェクターズ 2009年作『ビッテ・オルカ』

昨年ダウンロードのみでリリースしたビョークとのコラボレーション作品『マウント・ウィッテンベルグ・オルカ』を11月23日に通常リリースするダーティー・プロジェクターズだが、バンドとしてはすでに新作の制作が佳境に入っているとか。

現在、ヴォーカルとギターのデイヴ・ロングストレスはニューヨーク州の山奥の人里離れた森にある家屋に冬から山籠もりしていて、基本的にそこで作曲を続けながら、定期的にエンジニアとメンバーを家に呼んで集中的にレコーディング・セッションを行っているという。現時点でデイヴの手応えとしてはレコーディングはかなり終わりに近づいているそうで、とりあえず音源を山ほど作っている状態にあるという。今はアルバムという視点ではまとまっていなくて、とにかくたくさん曲を書くことに集中しているとデイヴは語っているが、来年の春には作品として仕上げたいとスピン誌に語っている。

アルバムの全体的なサウンドの指向についてはドラムのブライアン・マッコンバーのドラム・サウンドへのアプローチを変えていくことを軸にしているとデイヴは語っている。つまり、ブライアンのドラムがあまりにも強力でヘヴィーなため、できるだけ大きなスペースを用意してブライアンのドラムの音を捉えるのが定石なのだが、今回はその逆を狙っていて、それで今回籠っているような古い木造家屋で作業を進めているのだとか。

「ものすごく木の感じがするドラム・サウンドになってるんだよ。すごい密度が高いっていうか。アルバムとしては色彩とかアレンジからどんどん遠くなっていて、贅肉を削いでいくっていう感じでは『マウント・ウィッテンベルグ・オルカ』の方向性に近くなってきていると思うよ。それとぼくのソングライティングももっとよくなったかなと思うんだ」

これまで制作した楽曲のなかではたとえば、“Swing Low Magellan”は今回の家屋に引っ越してくる時にマネージャーにもらったGPSにちなんだものだとか。もともとデイヴはヨーロッパ・ツアーの散々な思い出のせいでGPSが大嫌いで、それがインスピレーションになっているらしい。

さらに“About to Die”という曲はモンスターを扱っている意味でマイケル・ジャクソンの“スリラー”的だとデイヴは説明している。ただし、この曲のモンスターは、生きることの無意味さと存在することの吐き気だとデイヴは語っている。

また、ザ・ストロークスの“イズ・ディス・イット?”(これがそれなのか?)へのアンサー・ソングだとデイヴが説明する曲もあって、それが“Maybe That Was It”(こんなもんじゃないの)という曲だとか。
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