ノエル・ギャラガー、ブラーのデーモン・アルバーンと15年ぶりに仲直りする
2011.10.21 12:45
ファースト・ソロ『ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』が10月23日付のイギリス・チャートで1位に輝きそうな勢いを見せているノエル・ギャラガーだが、1990年代にライヴァル関係をもてはやされて以来、疎遠になっていたブラーのデーモン・アルバーンと仲直りしたという。
オアシスとブラーは1995年のブリット・ポップ全盛期の最中、そのライヴァル関係がシングル“ロール・ウィズ・イット”と“カントリー・ハウス”の同週リリース対決でピークを極めたが、“カントリー・ハウス”が1位に輝いた後にもメディア上で両バンドは舌戦を繰り返し、ノエルとデーモンはその後15年以上お互いに会話を交わしたことがなかったという。
しかし、先頃たまたま鉢合わせることになって、ともにビールを飲むことになったとノエルは語っている。
「おかしなもんでさ、昨晩出かけたら、デーモンと鉢合わせになったんだよ。15年間も文字通り一言も喋ったことがなかったのが、あるクラブでばったり会っちゃったわけだ。お互い、『おっ! なんてこった!』って声を上げて、デーモンが『ビールでも引っかけようぜ』って誘ってきたんだよ」
ノエルは次のように続ける。「それで座ってビール飲みながら、こんな話になったんだよ。『一体、15年前のあれはなんだったんだよ、イカレてたよな?』ってね。するとデーモンが『でも、楽しかったじゃん』って応えて、俺も『確かにすげえ笑ったよなあ』って応えたんだよ」。
その一方でノエルは2009年にオアシスを解散させた時に声さえかけてもらえてたのならカサビアンに加わってもよかったと語っている。
「すぐにでもあのバンドに入ってもよかったのに、声をかけてもらえなかったからさ」とノエルは次のように振り返っている。
「誰からも声がかかんなかったんだよね。ボノが電話をかけてきて、『昔からジ・エッジにセカンド・ギタリストがいてもいいと思ってたんだよ』って言ってくれることもなかった。というわけで、この記事を読んでいて、1500万から2000万枚くらいのセールスの誇るバンドにいる君、リズム・ギタリストがご入り用ならぜひご検討を……」
2009年8月にオアシスが解散する直前まで、カサビアンはオアシスとツアーをしていた。
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