PJハーヴェイ、過去の曲をライヴでやらなくなった理由を今では信じられる曲しか歌えないと語る

PJハーヴェイ、過去の曲をライヴでやらなくなった理由を今では信じられる曲しか歌えないと語る - 2011年作『レット・イングランド・シェイク』2011年作『レット・イングランド・シェイク』

最新作『レット・イングランド・シェイク』がイギリスで制作された年度最優秀音楽作品として賞されるマーキュリー賞に今年の9月に輝いたPJハーヴェイだが、PJは今では「信じられる」歌しか歌わないため、最近のライヴでは初期の作品を披露することがなくなっていると説明している。

PJことポーリー・ジーンはパフォーマンスとしての純粋さを考慮して、1992年の『ドライ』や93年の『リッド・オブ・ミー』からの楽曲はほとんどライヴで演奏しなくなっていることをGQ誌に語っている。

「わたしとしては、今年42歳になる女性として今でもなにかしらの純粋さをもって歌える曲しか演奏できなくなっているのね。ああした(初期の)曲の歌詞にはわたしがとても若かった頃に書かれたものもあって、今のわたしの人生のステージで歌うにはもう誠実な気がしないものなの」

さらにPJはこう説明する。

「わたしが人のために歌う時、そのパフォーマンスの間はその曲を生きたいと思うわけで、そうするためにはその曲を信じなければならない。だから、歌いながら信じられる曲しか今では歌わないことにしているわけね」

また、PJは初期の自分の活動に対して特に懐かしさやノスタルジアも感じないと語っている。「正直言ってわたしってまるでノスタルジーに浸るところがないの」とPJは明かす。「わたしは自分が現在置かれている瞬間を生きるのを楽しむタイプの人間なのね。結局、過去のこともいまだに自分の1部として感じているから、過去を振り返るということはまず滅多にしないことなの。わたしの過去というのはわたしが次へと向かって今も続けている旅の一部分でしかないのね」。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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