ポール・ウェラー、ザ・ジャムを再結成させるほど文無しにならないようにしたいと語る

ポール・ウェラー、ザ・ジャムを再結成させるほど文無しにならないようにしたいと語る - ザ・ジャム1982年作『ザ・ギフト』ザ・ジャム1982年作『ザ・ギフト』

ポール・ウェラーはかつて在籍していたザ・ジャムを再結成させるほど自分が文無しにならないよう願うと語っている。

ショートリストとの取材に応えてポールはほかの多くのバンドの再結成は金銭的な思惑が動機になっていて、それは「金は物を言う」からだと説明している。

たとえば、先日再結成したザ・ストーン・ローゼズの場合、来年のマンチェスターのヒートン・パークで行われる再結成ライヴでは推定で1000万ポンド(約12億5千万円)も稼ぎだすはずだといわれていて、その後のフェスティヴァル出演で1出演ごとに100万ポンド(約1億2500万円)稼いでいくはずだともいわれている。

さらにビーディ・アイのリアム・ギャラガーはオアシスの『モーニング・グローリー』のリリース20周年を祝うために2015年にオアシスを再結成させたいとも語ってきているが、ポール・ウェラーは同じ理由から自分がザ・ジャムを再結成させるようなことはないと断固として拒否している。

バンドの再結成がどうしてこうももてはやされているのかと訊かれてポールは「金は物を言うからね」と答えている。そしてポールはザ・ジャムをいつ再結成させることになるのかと訊かれてポールは「そこまで文無しにならないことを願うよ」と応じている。

「っていうかさ、ぼくはローゼズの面々については親しくないからね。マニは友達だから、マニ以外ってことだけど。明らかにそこには金銭的な判断があるはずだけど、マニの気持ちもぼくは知ってるわけで、マニはもうずっと何年もアホみたいに再結成させたがってたからね。ほんとに元の仲間とまたやりたがってて、あのバンドを愛してたんだよ」

「でも、イアン(・ブラウン)とジョン(・スクワイア)についてはよく知らないからな……でも、そこから多くの愛が損なわれていたとは思わないよ。ただ、なんかそんな時代を今ぼくたちは生きてるんだよね。バンドが再結成するか、バンドが過去の傑作をライヴでやるか、さもなきゃトリビュート・バンドをやるかっていう」

さらにポールは自身の傑作の全曲ライヴを披露する可能性を次のように否定している。「ぼくも来年にはライヴで自分の傑作をやっていくつもりだけど、その傑作はぼくの新作になるから。20年前の作品なんかじゃないぜ」。

ポールは今年の4月の時点で昨年の『ウェイク・アップ・ザ・ネイション』に次ぐ新作を完成させていると語っていたが、新作のリリース時期については一切明らかにされていない。


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