12月4日に他界したシカゴ・ブルースのギタリスト、ヒューバート・サムリンに対してザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーやキース・リチャーズがそれぞれに追悼の意を表明している。
ヒューバートはシカゴ・ブルースの代表的なアーティストでもあるハウリン・ウルフのギタリストを20年近く務め、ウルフ他界後はソロへと転向し、50年にわたるキャリアを築いてきたが、心臓発作で12月4日に80歳で亡くなった。
ヒューバートの遺作となった2004年の『About Them Shoes』に参加していたキースは次のように語っている。「悲しみをもってヒューバートの訃報を受け取ったよ。ヒューバートは長い闘病を続けて来ていたんだ。俺にとっては伯父にして師のような存在で、すべてのギタリストと自分と同じ気持ちだと思う」。
「温かく、茶目っ気があって、いつもこちらを励ましてくれたヒューバートは最高の紳士だったよ。確かに寂しくはなるけど、俺たちにはレコードが残されてるんだから。お悔やみの気持ちをご家族に捧げます」
ミックはその一方で次のように悼んでいる。「ヒューバートは鋭いけれども繊細なブルース・プレイヤーだった。ヒューバートの演奏にはものすごく際立ってオリジナルな音に溢れていて、ハウリン・ウルフのヴォーカル・スタイルの成長にとってはうってつけのサウンドだったんだよ」。
「(ハウリン・ウルフの)“ゴーイン・ダウン・スロウ”などではヒューバートは聴き手の心を引き裂くようなエモーションを見事に音にしていて、“ワン・ダン・ドゥードル”ではいたずらっぽい女っぽさまで音にしてみせてるんだよ。ぼくたちみんなにとって大きなインスピレーションになった人だよね」
ヒューバートは4度グラミー賞候補に挙がりながらいずれも受賞に至らなかったが、2008年にはブルース名誉の殿堂基金から殿堂入りを授けられ、ローリング・ストーン誌の選んだギタリスト100傑にも含まれていた。ヒューバートは04年に肺の摘出手術を受けていたが、その後も元気に活動を続けていた。
その一方でミックとキースは来年の7月12日に迎えるローリング・ストーンズの活動50周年記念をどう祝うのかについて今月中にも話し合う予定だということが伝えられている。
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