12月28日に1991年の『ギッシュ』と93年の『サイアミーズ・ドリーム』をリマスタリング再発するザ・スマッシング・パンプキンズだが、ヴォーカルのビリー・コーガンはバンドが外の圧力に屈して「懐メロ・バンド」に成り果てることはありえないと断言している。
バンドは来年リリースを予定している新作『Oceania』の仕上げにかかっているとされているが、ビリーはバンドが音楽関係者やファンの要望に合わせてスマッシング・パンプキンズのかつての楽曲ばかりで構成されるツアーを行うことはないとケラング!誌に語っている。
「パンプキンズがノスタルジー・アクトになることはないし、それはこっちから拒否するよ。それはザ・スマッシング・パンプキンズの死を意味することになるからね。だから、業界の人たちにもぼくは言ってきたんだよ、ぼくたちが『サイアミーズ・ドリーム』の全曲ライヴに乗り出して金稼ぎに奔走するようになることはないってね。そういうセーフティ・ネットのなかでぼくたちは活動していないし、それはぼくたちのオプションには含まれていないから。最初からたたき台にさえ上ってないことだから」
また、スマッシング・パンプキンズの最初の解散についてビリーはバンドをやめたかったことはなくて、一部のオリジナル・メンバーと離れたかっただけだと語っている。
「スマッシング・パンプキンズは最初からやめたくはなかったんだ。一部の人間は後にしたかったけど、バンドを後にしたいわけじゃなかった。その後、いろいろプロジェクトをやってみて、どれもおもしろかったけど、満足できるものじゃなかった。パンプキンズは自分に必要な情熱をもたらしてくれる音楽として唯一見出すことのできたものなんだよ。パンプキンズをやってなかった頃は実際のところ、自分でもなにをやってるのかよくわかってなかったからね」
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