マキューリー賞の候補ともなった昨年の『ウェイクアップ・ザ・ネイション』に次ぐ新作はとっくにできているとかねてより明らかにしてきたポール・ウェラーだが、その新作『Sonik Kicks』を来年の3月にリリースすると明らかにしている。
NMEとの動画インタヴューに応えたポールは次のように答えている。
「すごくエレクトロニックなサウンドになってるんだ。メロディもいいし、ところどころですごく実験的にもなるんだよ。こういうサウンドの作品はほかにどこを探してもないと思うんだけど。個人的にはかなりユニークなサウンドになってると思うな。画期的といえるかもしれないね。そんな可能性はあるかな。ぼくにはそういうもんだよ」
11枚目のソロ新作となるこの『Sonik Kicks』にはノエル・ギャラガーやグレアム・コクソンらをゲスト・ヴォーカルとして迎えてもいるという。
非常に評価の高かった前作からのプレッシャーはなかったという問いについてはこう答えている。「作品へのいいリアクションというものがあって、それがぼくになにかもたらすとしたら、次はもっといいものにしたいという気持ちにさせるということだけだよ。でも、ちょっとほめてもらったり、ねぎらったりしてもらえるっていうのはいいもんだよ。おかげで『自分は正しいことをやってるんだな』って思えるからね」。
なお、ポールは自身のオフィシャル・サイトで新作からの新曲“Around The Lake”を公開している。また、ザ・ジャム再結成の可能性については「個人的にぼくはノスタルジアに浸る人間じゃないから。なくなっちゃったものはもう取り戻しようがないんだよ。あの時間をまた摑み直すことなんてできないんだから」と否定している。
“Around The Lake”を聴くにはこちらから→
http://www.paulweller.com/
ポール・ウェラーの動画インタヴューはこちらから→
http://www.nme.com/nme-video/paul-weller---sonik-kicks-will-be-groundbreaking/1343360858001
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