ギターとドラムのジョシュとザック・ファッロ兄弟が脱退した新体制で現在新作制作に取りかかっているというパラモアだが、ヴォーカルのヘイリー・ウィリアムズはジョシュとザックが脱退した時にはギターのテイラー・ヨークも当然やめるものだと思っていたことを明らかにしている。
ジョシュとザックは昨年の12月に脱退後、新バンド、ノヴェル・アメリカンを結成しているが、残されたヘイリーとテイラーはベースのジェレミー・デイヴィスとの3人体制で活動を継続していくことを明らかにし、ツアー用のスタッフとしてギターとドラムの計3人を迎え入れ、“モンスター”や“Renegade”などといったシングルもリリースしてきている。
また、脱退当初、ジョシュがヘイリーとバンド体制への長い批判文をネットで公開したことも話題になったが、この時ヘイリーはテイラーも当然バンドをやめるものだと思っただけに、バンドに残ると告げられた時には驚いたとオルタナティヴ・プレスに語っている。
「ジョシュとザックがやめることになった時点ではわたしとテイラーはまったく親しいところはなかったのね。わたしとジェレミーなら、それまでの数年の間に固い絆が出来てたんだけど。わたしとしてはわたしとジェレミーだけになるんだろうなってかなり確信してたのね。テイラーも近いうちやめるんじゃないかってすごくびくびくしてたっていうか」
しかし、その後ヘイリーはテイラーと腹を割った話し合いをし、そこでテイラーにバンドに残り続けると確約されたという。
「わたしとテイラーとでナッシュヴィルでライヴを観に行って、そのあとで食事をしたんだけど、そこでテイラーは『ぼくはまだどこにも行くつもりはないから。まだパラモアでやり残してることがあるんだよ』って言ってくれたのね。それからは自分の車に乗ってそのまま泣いて、涙を拭いたら、『わたしたちもう大丈夫だ』って思えたのね」
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