今月末にオーストラリアのビッグ・デイ・アウト・フェスティヴァルに出演するマイ・ケミカル・ロマンスだが、『デンジャー・デイズ』からの6枚目のシングルとしてリリースされる“ザ・キッド・フロム・イエスタデイ”のヴィデオを制作するにあたって自分たちのファンの動画を参考にしたとビルボード誌が伝えている。
“ザ・キッド・フロム・イエスタデイ”のヴィデオは1月15日にネットで公開されているが、ジェラルド・ウェイによると実はこのヴィデオはニューヨーク在住の21歳のファンのエミリー・アイズマンがもともと制作して公開していた動画をもとにしているという。
エミリーの動画は“My Chemical Romance - Celebrating 10 Years as a Band”というタイトルで、去年バンドが結成10周年を迎えたことをファンとして祝った作品で、初期からのバンドのライヴ映像やインタヴュー映像などをコラージュのように編集したもので、新しいシングルのヴィデオの素材を探していたバンドにとってどんぴしゃりなものとして目にとまったという。
この動画のアイディアをベースにした“ザ・キッド・フロム・イエスタデイ”のヴィデオはヴァンでツアーしていた時代から現在までのバンドの姿を振り返るものになっていて、サマーソニックでのステージの映像も挿入されている。ファンへの熱いメッセージとなったこの曲だが、映像の途中ではエミリーの動画へのリンクも表示されるところが心憎い。なお、マイ・ケミカル・ロマンスは今年でアルバム・デビュー10周年を迎える。
“ザ・キッド・フロム・イエスタデイ”のヴィデオはこちらから→
エミリーの動画はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=zfYID1fj4Mc&feature=player_embedded#!