現在、オーストラリアのビッグ・デイ・アウトに参戦中のザ・ヴァクシーンズだが、3月からライアン・アダムスやキングス・オブ・レオンを手がけたイーサン・ジョンズをプロデューサーに迎えてセカンド・アルバムの制作に取りかかることが明らかになっている。
レコーディングはベルギーで行われる予定で、今年中に確実に新作は出るとバンドはNMEに語っている。
ヴォーカルのジャスティン・ヤングはセカンドの経過について次のように明かしている。「ほとんど書き上がってて、3月にベルギーでスタジオに入ってレコーディングを始めるから間違いなく今年中に出すことになるよ。とりあえず全員でこれは絶対に収録したいという曲が6曲あって、それでもほかに山ほど曲ができてるから、オーストラリアでもスタジオに入ってアイディアをいろいろ整理していこうと思うんだ。いい感じのところに向かっているし、すごく楽しみだよ」。
さらにジャスティンはプロデューサーにはイーサン・ジョンズを起用すると明かしていて、イーサンが手がけてきたレコードの「温もり」が好きでずっと一緒にやってみたかったと語っている。
「イーサンとやってみたかったのはヒットを量産してるからじゃなくて、本気で楽曲を重要視する人だからなんだ。イーサンが手がけたレコードを聴くと、本物の温もりがあって、すごくシンプルなんだけど、周到に手がかけられていてまるで息をしているように感じるのがわかるんだよ。ぼくたちのファーストはわりと直線的な作品だったから、なんかもっと息をする感じで温かさがあって成熟した感じなんだけど、でも、やっぱりぼくたちの音だっていうものを作れたらいいなって思ってね」
イーサンの作品のなかで特に好きなものを訊かれるとジャスティンはライアン・アダムスの『HEARTBREAKER』を挙げている。
「『HEARTBREAKER』はすごい傑作だよ。最初に聴いたのは17歳の時で、いまだにぼくにとっては最高傑作のひとつだからね。イーサンのローラ・マーリングのレコードも好きだし、それとキングス・オブ・レオンの初期3枚は素晴らしいポップ・レコードだとも思うし。それとぼくたちも大好きなウィスキータウンも手がけてるから、そんなプロデューサーと一緒に仕事をして、アイディアを分かち合ったりするのがすごく楽しみだよ」
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