3月28日に新作『MDNA』がリリースされるマドンナだが、かつてマドンナに対してストーカー行為を働き、施設から脱走していた精神科の患者が警察によって身柄を取り押さえられたという。
問題の患者ロバート・デューイ・ホスキンスはカリフォルニア州にある精神科病院から2月3日に脱走し、ロスアンジェルス市警は「極めて暴力的な性向の持ち主」として警報を発令し、「薬物投与をされていない状態ではホスキンスは精神が重度の異常をきたす」ので市民には絶対に近寄らないように注意を喚起していた。
しかし、その後ホスキンスはカリフォルニア州ロングビーチにいたところを10日に警察によって身柄を確保されたとローリング・ストーン誌が伝えている。
今年54歳になるホスキンスはかつてマドンナの邸宅の塀をよじ登っては自宅侵入を試み、自分と結婚しなければマドンナの喉を耳まで裂いてやるとマドンナのセキュリティに告げるなどし、セキュリティ・スタッフと銃をめぐってもみあいになって取り押さえられ逮捕された。1996年に裁判で10年の禁固刑に処されることになった。その後、ホスキンスは釈放されていたが、警察とのいざこざから再逮捕され、カリフォルニア州にある精神科施設に移送されていた。
ホスキンスの公判でマドンナはボディガードから「自分のものにできないのなら喉を耳まで切り裂いてやる」と脅迫されていたことを知ったと証言し、悪夢にさいなまれていると法廷で語っていた。
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