絶対女王マドンナ自ら、すべてを語った貴重インタビュー! 『ライク・ア・ヴァージン』で瞬く間に世界を席巻した当時の回想から、最新のポップス作法まで

絶対女王マドンナ自ら、すべてを語った貴重インタビュー!  『ライク・ア・ヴァージン』で瞬く間に世界を席巻した当時の回想から、最新のポップス作法まで - rockin'on 2024年7月号 中面rockin'on 2024年7月号 中面

現在発売中のロッキング・オン7月号では、マドンナのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「不安だったのかもしれない。
自分は何者でもないと感じていたのかも。
だけど何かやるしかないってことだけはわかってた」


1984年、マドンナが『アメリカン・バンドスタンド』に出演した時の映像を、今もYouTubeで観ることができる。まだ彼女はデビューアルバム『バーニング・アップ』のプロモーション中で、ディスコ後のダンスポップの鉱脈を掘り起こそうとしているあまたの若手シンガーの一人に過ぎなかった。彼女を紹介する時、まだ司会のディック・クラークは説明を加える必要があった。

だが今その映像を観ても、彼女のキャリアに何か凄いことが起きつつあるのがわかる。彼女が“ホリデイ”を口パクで歌い終えた後も拍手と歓声はやまず、クラークはインタビューができないから静かにしてほしいと頼むほどだった。質問に答えるマドンナはセクシーでユーモアがあり、極めて自信に溢れている。これからの夢を問われた彼女はこう答えた。「世界を支配すること」

それから35年、そこに触れるとマドンナは笑い声をたてた。「そうだった」と頷く。「そんなこと言ったわね、ごめんなさい」。実のところ、あの頃は自信など全くなかったという。すべてが表向き、そう見せていただけだと。「不安だったのかもしれない。自分は何者でもないと感じていたのかも。だけど何かやるしかないってことだけはわかってた。人生で何か成し遂げる気があるのなら、ダークスペースに飛び込まなきゃいけない、人が行かないような道を進むしかないって。だって、そうしなければ生きてる意味なんてないでしょ?」

世界を支配するつもりだとクラークに告げてからわずか1年半後、どれほど自分が有名になっているのか如実に感じた彼女は、誰よりも驚いたという。アルバム『ライク・ア・ヴァージン』は発売から1年経たないうちにアメリカ国内のみで500万枚以上の売り上げを記録し、アルバムからのシングル曲も英米でトップ10入りを果たす。映画館では『マドンナのスーザンを探して』が上映されていた。彼女は主役ではないのだが、それでも彼女が出ているだけで低予算映画が大ヒット映画に化けた。もはや誰も、彼女のことをディスコ後の若手ダンスポップシンガーの一人とは呼ばなくなった。

「息が止まりそうだった。どう言えばいいのかわからない。『ヴァージン』ツアー初日のシアトルを今でも覚えてるけど、何もかも凄い規模に膨らんでしまっていて」
(以下、本誌記事へ続く)



マドンナの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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