ザ・ブラック・キーズのパトリック・カーニー、現代人は粗っぽいロックの聴き方を忘れていると語る

ザ・ブラック・キーズのパトリック・カーニー、現代人は粗っぽいロックの聴き方を忘れていると語る - 2011年作『エル・カミーノ』2011年作『エル・カミーノ』

現在、アメリカ・ツアー中のザ・ブラック・キーズだが、ドラムのパトリック・カーニーは完璧すぎる音楽は「退屈だ」と語っている。ジャムの取材に応えたパトリックは人々は粗っぽい音楽の「聴き方」を忘れてしまっていて、エレヴェーターで流すような音楽を作っているアーティストが多すぎると指摘している。

「完璧音楽ってなんか退屈だよ。そういうのって結局、エレヴェーターでかかってるような音楽と同じだよ。人々って生々しい音楽の聴き方を忘れてきてるんだと思うな。みんなその聴き方を持ってるんだけど、練習しないと身に着かないんだよ」

パトリックはさらにこう続けている。「ラジオをつけると流れてる音楽はシークエンスも完璧だし、作曲も抜かりないし、パフォーマンスも機械の抜かりのない演奏で完璧なんだよね。こういうのを聴きつけると、ザ・フーがどうしても聴きたくなってこれは野人で頭がおかしくなっているんだとよくわかってくるし、レッド・ツェッペリンを聴いてこれが人間による演奏なのかと確認したくなるわけで、そういうのをすべて同じ視点からみるのが難しくなってくるんだよ。俺たちは自分たちで作ってて大好きだなと思える音楽を書いて楽しもうとしてるだけなんだよね」。

パトリックは先頃、ロックの衰退について次のように語っていた。「ロックンロールは死に絶えつつあるし、それはニッケルバックが世界で一番人気のバンドでもいいとリスナーが妥協したからなんだよ」。

さらにパトリックはこう続けていた。「おかげでみんなも世界で最大の人気を誇るバンドは常にゴミ・バンドでいいんだということにも慣れちゃったんだよ。それで誰も自分から世界最大のバンドになろうと打って出なくもなったっていうね。ほんとクソだろ、そんなこと」。

その一方でパトリックはアリーナ級の会場を自分たちが舞台とすることもそう長くは続かないだろうとNMEに語っている。「どう考えても俺たちって世界で最高に上手いバンドじゃないから。たまたま現時点では世界でも人気の高いバンドのひとつになっているっていうだけでね。音楽はいつも変わっていくもんだし、こうやってトップに近いところでしばし居させてもらっているのは本当にラッキーなことなんだよ。でも、それも長続きはしないよ」。

その一方で、ギターのダン・オウアーバックはロックンロールが死にかかっているなどと言い張る輩は「バカだ」と語っていて、ギター・ミュージックが消滅しつつあるという議論への反証としてフー・ファイターズを挙げている。

また、ダンは今年のBBCの再注目新人リストであるサウンド・オブ・2012のトップを飾ったウガンダ系イギリス人アーティストのマイケル・キワヌーカとのコラボレーション・トラック“Lasan”を公開している。

マイケルとダンのコラボレーションによる“Lasan”はこちらから→
http://soundcloud.com/michaelkiwanuka/lasan


(c) NME.COM / IPC Media 2012
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