ザ・スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンは『アメリカン・アイドルズ』や『Xファクター』などの人気テレビ・オーディション番組でぜひ審査員をやってみたいと語っている。
ビリーは先頃、音楽業界がええかっこしいに乗っ取られてしまったと語り、アーティストとしてブレイクを果たすことをストリッパーにたとえてみせていたが、スピナーの取材に対してオーディション番組にはぜひ関わってみたいとも語っている。
審査員役を打診されたらどうするかという問いにビリーは「待ってましたっていうものだよ」と答えてこう続けている。
「『アメリカン・アイドルズ』も『Xファクター』もぼくには問題にはならないわけで、問題なのはこうした番組に文脈的な配慮がなされてないということなんだよ。つまり、『アメリカン・アイドルズ』というものが一方にあれば、それに対抗するオルタナティヴ的なものがあるべきなんだな。ヘアー・メタルに対してグランジがあったようにさ」
またビリーにとって今一番不満に思うのは「ラップトップ・ミュージック」だとしていて、ビリーによればこれはコンピューターで仕事をしている時にBGMとしてよく馴染むタイプの音楽だと説明している。
ビリーは今年はバンドにとって16年ぶりの傑作ともなる『Oceania』をリリースすることになっていて、さらにはシカゴでティー・ハウスを開店し、自身のプロレス団体旗揚げを行うことになっている。
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