plenty、江沼郁弥が語る自らの半生と音楽
2012.04.15 12:00
「音楽をやってなかったら俺は、もういない。死んでるんじゃなくて、身体はあるけど自分が消えてると思う」
(江沼郁弥)
1stフルアルバムをリリースしたplenty。
4月16日(月)発売の『bridge71号』には、江沼郁弥(Vo・G)が今作完成までの道のりを告白したロング・インタヴューが掲載されている。
アルバム『plenty』は、江沼のルーツ=少年時代の記憶と、自分の中にある「孤独」と向き合い生まれたアルバムだ。自身が存在する意味を手に入れるため、幼い頃見ていた風景まで遡り、それを楽曲に描いたというだけあってインタヴューのテーマも必然的に彼の半生そのものに及んだ。そして、plentyというバンドを通して伝えたいことを彼は改めて次の様に語っている。
「やろうと思えばおもしろくない話でも笑えるし、おいしくないもの食べてもおいしいって喜べる冷たい人間なんですよ。でも、そういうことができないってことを表現しようと思った」
音楽へ向けられた情熱と自分の中にある“孤独”について改めて告白したこのインタヴュー、江沼郁弥という表現者の本質が浮かび上がる貴重なものになっている。