ニューヨークの伝説のロック・クラブ、CBGBが復活?

ニューヨークの伝説のロック・クラブ、CBGBが復活?

ニューヨーク・パンクの勃興の舞台ともなったが、2006年に営業を停止したニューヨークの伝説のロック・クラブ、CBGBを冠したライヴ・フェスティヴァルがニューヨークで7月5日から行われるが、CBGBのクラブそのものの再興を視野に入れた計画も進んでいると『ザ・ニューヨーク・タイムズ』紙が伝えている。

CBGBフェスティヴァルと題されたこのイヴェントはニューヨークの30に及ぶライヴ会場で4日間にわたって行われ、総勢300バンドが出演することになるとか。また会場ではCBGBのロゴ入りTシャツなどの物販なども行われる。

今回のフェス・イヴェントに出資しているティム・ヘイズによれば、今回のフェスはCBGBのステージを飾ったテレヴィジョン、ザ・ラモーンズ、ブロンディ、ソニック・ユース、パティ・スミスなどといったアーティストらによるニューヨーク・パンクを復興させようとするイヴェントではないのだと説明している。

「ニューヨーク・シティの一部となってノイズをがなりたてるライヴ・ミュージックへのサポートを続けたいということなんだよ。今回のフェスはそのやり方のひとつなんだ」

その一方でヘイズらは新しいロケーションでCBGBをあらためて再開させることも視野に入れていて、建物を丸ごと買収してクラブを新たに作り直すという計画を物色しているところだとか。

CBGBはクラブのオーナーだったヒリー・クリスタルが他界してから権利関係が込み入ったことになっていたが、その後整理されてから権利を持っている娘のリサ・クリスタル・バーグマンにヘイズらが交渉し、2011年以来クラブの再開を交渉しているという。どういった出資者が集まっているのかヘイズは明らかにしていないが、「音楽が大好きな連中が6、7人集まった仲間なんだ」と語っている。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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