エミネム、生涯最初のライヴでのブーイングがショックでMCをやめようと思ったと語る

エミネム、生涯最初のライヴでのブーイングがショックでMCをやめようと思ったと語る

今月来日を控えているエミネムは初めてのライヴでブーイングに遭い、ラップをやめる寸前までいったと語っている。

アイス・Tが監督を務めるドキュメンタリー『Something From Nothing: The Art of Rap』にドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、アイス・キューブらと出演しているエミネムは自分の生涯最初のライヴがあまりにもトラウマとなってしまい、一切活動をやめようかと決意しかかったと語っている。

「クラブで、俺が初めてまともな人数のお客さん相手にラップをやった時、ブーイングに遭ったんだよね。これが俺には本当にトラウマになっちゃってね。あまりにもトラウマで、家に帰って、もうやめてやるって決めたのを憶えてるよ」

エミネムはさらにこう続けている。「それから一週間経って、一日経って、一時間経つごとに衝動がまた戻ってきて、また起ち上がらなきゃ、またやらなきゃって思い始めたんだよ」。

さらに自分のキャリアについては次のように語っている。

「ラップがなかったら明らかに今の俺なんかなかっただけでなく、ラップは俺に自分の声をもたらしてくれたし、俺の世界観ももたらしてくれたし、俺に力をもたらしてくれたんだ。今の俺がどういうところから戻ってきたのはもう話してきたけど、中毒とかいろいろあって、でも、ラップ抜きには俺にはなんにもできやしないってことなんだよ」

「ラップは俺が自分のものとしてうまくできると感じる唯一のもので、これがなかったら俺はほかになににもうまくやれないと思うんだよ。バスケットボールで遊ぶくらいのこと以外はね」

なお、エミネムは先頃、レディー・ガガやリアーナを押さえて、初めてフェイスブックで6000万人を越えるファンを獲得したアーティストに輝いている。エミネムは2009年にマイケル・ジャクソンを凌いでからフェイスブックで最も人気高いパーソナリティになっているが、リアーナもエミネムに迫る勢いで8月1日の時点で59,318,829と6000万に限りなく近い「いいね!」を誇っていた。

また、エミネムは先頃、2010年の『リカヴァリー』以来となる新作制作に乗り出してドクター・ドレーに関わってもらうことを明らかにしていて、また、主演を噂されていた映画『Southpaw』についても、今回の新作制作を優先して製作を棚上げにしている。

エミネムにとって最新のリリースは盟友ロイス・ダ・5-9とのユニット、バッド・ミーツ・イーヴィルとして昨年リリースした『ヘル : ザ・シークエル』になる。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

フォローする