スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガン、音楽業界は音楽を白痴化させていると語る

スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガン、音楽業界は音楽を白痴化させていると語る

ザ・スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンは音楽業界が音楽を白痴化させているとしていて、それを免れているわずかな具体例がレディオヘッドだと『スピナー』に語っている。

「表現を洗練させていく機会を与えられた時に人が本当はどれだけ洗練されるものかと目撃するのはすごいことだよ。音楽業界というのは本質的には表現を白痴化させていく原則で動いているものだからね」

「このレコードをある数の人々に売るためにどこまで自分を白痴化させていくか? それでも自分たちの知性をレコードに留めていられるバンドというのはほんのひとにぎりだけはいて、そのひとつがレディオヘッドなんだよ」

「彼らのメッセージはかなり高尚で、それでいてなお人気も高いからね。でも、そのほかのチャートの大部分を占めているのはメロディ、スタイル、雰囲気、肌触り、メッセージ性とすべてについて本質的には白痴化されたもので、それはその方が最も大量のリスナーに届くからなんだ」

ただ、ビリーにはこれまでレディオヘッドを尊大なバンドとして批判し、ジョニー・グリーンウッドをあまりにも過大評価されていると難癖をつけてきた経歴もある。また、ビリーは先頃、ピッチフォークのようなメディアがのさばるような現代においてはニルヴァーナのようなバンドが大ブレイクすることは不可能だろうとも語っている。
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