渋谷クアトロのワンマンライブ。衝動で楽しむライブってこれだよこれ。開演合わせでフロアがドッと埋まる感じも久々。プロフィール欄を埋めるための音楽なんかじゃなくて、クソみたいな日々の渇きを潤すための音楽を聴きに来た奴ばかり。流行りの音楽をなぞるんじゃなくて、アーティストが鳴らしたい音と俺たちが求めている音がガチっとハマったらこんなにも気持ち良いのか。

音楽が飾りであってたまるか。魂と魂のぶつかり合いで、笑ってる人もいれば泣いてる人もいる。こんな人生も最高だなって幸せを噛み締める人もいれば、負けてたまるかって闘争心を剥き出しにする人もいる。マスに届けるのが苦手で不器用にあなたと向き合い続けるエバヤンが正しく評価される時がいつか来ればいいと思っている。(古閑英揮)