スウェード、2002年の『ア・ニュー・モーニング』以来となる新作制作が本格進行中

スウェード、2002年の『ア・ニュー・モーニング』以来となる新作制作が本格進行中

2010年から再結成ツアーを繰り広げ、12年に入ってからは2002年の『ア・ニュー・モーニング』以来となる新作に取りかかるとしていたスウェードだが、順調に作業が進んでいることを明らかにしている。

「自分が本当に興奮できるような内容でなければ日の目を浴びることはない」と慎重に語ってきたブレット・アンダーソンだが、ザ・クアイエットアスに「いい感じになってきてるよ」と説明している。「これは素晴らしい曲を求めるものだからね。それとすごいギターのフック。強力なバンド・サウンド。だから、ぼくにはこれがスウェードであるように聴こえてきてるんだ」

ここ一年にわたってバンドは断続的に作業を続けているとブレットは説明していて、まずは全員の波長を合わせ、同じサウンドを指向するところまで馴らしてから、そこから今度はどういう楽曲を狙っているのか全員で確かめ合うことになったと語っている。

今月はトレヴァー・ホーンのサーム・スタジオでスウェードの初期3枚をプロデュースしたエド・ブラーと作業を重ねることになるという。「エド・ブラーはマーク・ボランのサウンドに繋がるような、ものすごいポップ・ファンだから、すごいスケールの大きいポップ・コーラスという方向性に雪崩れ込んできてるよね。でも、スウェードのサウンドを作り変えようとしてるわけじゃないし、それはそれでやったら破滅的なことになるからね。たぶん、最後の2枚で失敗したのはそういうことだったのかと思うんだ。自分たちのサウンドをどうすればいいのかわからなかったから、なんか別の方向を見ちゃって、なんだかいろいろ言われることになったんだよね」

なお、新作の手応えについてブレットは「心配しないで。前のアルバムとはまるで違う感じだから」と語っている。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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