アルバムを無料公開したデス・グリップス、エピック・レコードからレコード契約を切られる

アルバムを無料公開したデス・グリップス、エピック・レコードからレコード契約を切られる

セカンド『No Love, Deep Web』のリリースをめぐってレーベルのエピックと対立が続いていたオルタナティヴ・ヒップホップ・ユニットのデス・グリップスはレコード契約をエピックから破棄されたことが明らかになった。

デス・グリップスはセカンドのリリース時期についてエピックと意見が対立した後、バンドは10月1日に『No Love, Deep Web』を無料ダウンロードで公開。しかも、ジャケットは陰茎にマジックでアルバム・タイトルを殴り書きしたという物議を呼ぶものになっていた。なお、バンドがファースト『The Money Store』をリリースしたのは今年の4月のことで、ファースト用のツアーもすべてセカンドのレコーディングのためにキャンセルしてしまっていた。

そして10月31日の時点でエピックがバンド側にインターネットでのセカンド『No Love, Deep Web』の無料配信をやめるように要請するメールを流したところ、バンドがこのメールをさらにネットで公開し、バンドとレーベルの対立は決定的となった。

エピックはピッチフォークで次のように発表している。

「エピック・レコードは新しいアーティストを世に普及させることを目指す、音楽をまず第一としている会社です。それがエピックの目的であり任務でもあります。残念なことにマーケティングやパブリシティをめぐる茶番が実際の音楽よりも優先された場合には、わたしたちはわたしたちの最も重要な価値観の再認識を迫られることになります。そのために、わたくしどもはデス・グリップスとの契約関係を解消する手続きに即座に着手することになりました。バンドにはこの先のご健闘を願います」

問題のメールはバンドのフェイスブックとツイッターに公表されたが、エピックの副社長ヒース・カドラーからデス・グリップスのマネージャーのピート・キャットシスに送られたもので、バンドのオフィシャル・サイトからセカンド・アルバムの音源のダウンロード・リンクをすべて削除し、セカンドのマスター・テープをエピックに返却するように要請する内容のものだった。カドラーはバンド側の出方に「大きな怒りと失望を感じる」と表明している。

また、今回のセカンドの公開についてはマーケティング戦略だったのではないかという見方も多く、バンドはカドラーのメールを公開するのと同時に、「マーケティングじゃないかという言いがかりはもう聞き飽きたよ。ムカつくし。ははは、これでやっとわかったんだったら、もう黙ってろよ!」とコメントしている。

その後、さらに今度はバンドのマネージャーのメールも公開され、このなかでマネージャーはテープは喜んで返却するが、今後の連絡はすべて弁護士を通してほしいと伝えている。

バンドは今月、ブリストル、マンチェスター、ロンドンでライヴを予定している。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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