アーケイド・ファイアのウィン・バトラーはオバマ大統領への支持を著名人が1日ずつ表明していくサイト、「90デイズ、90リーズンズ(90日、90の理由)」に寄稿している。
長文となったエッセイでウィンはオバマ大統領のカリスマとコミュニケーション能力を称え、「カナダ人がアメリカ人を愛する甘い季節がもう4年続いてほしい」と冗談交じりに訴えている。
「オバマ大統領は外国の人々に直接訴えかけるという意味で、おそらく現代では最も優れた大統領だ」とウィンは綴り、「それにオバマ大統領は、国外のことについての政府の国民への伝え方も大きく変えた」と説いている。
さらにウィンは次のように続けている。
「ぼくはオバマ大統領が任期をさらに4年続けることをいろんな理由から楽しみにしていますが、でも、ここで紹介する理由はある意味では利己的なものです。つまり、ぼくはカナダ人がアメリカ人を愛する甘い季節をあと4年味わいたいのです。共和党はオバマ大統領のこうしたコミュニケーション能力をなぜか悪いこととしてアメリカ国民に訴えかけていくことでしょう」
「政治家というものはえてして、演説の役割を自分の当選のみと結びつけがちです。でも、こうした個人的なカリスマや能力は、アメリカの利益を外国で訴える最も直接的なやり方なのです」
さらに共和党候補のミット・ロムニーのコミュニケーション能力についてはオリンピック開催時におけるロムニーのイギリス訪問を引き合いに出して批判している。「(ロムニーのイギリス訪問は)自分がどれだけ大統領にふさわしいか視聴者に訴える試みだったけれども、結果的にはアメリカやカナダにとっての最大の同盟国イギリスに対して、ちょっとした言い間違いも関係をこじらせかねないデリケートな同盟関係を危ぶませるような失言を冒しがちだということをわからせただけだったのです」。
なお、ロムニーはオリンピック開催中にイギリスを訪問し、イギリス情報局秘密情報部(MI6)からシリア情勢についてブリーフィングを受けたという極秘事項をマスコミに明かしたことで物議を醸した。さらに自身が2002年にユタ州ソルトレイクシティーで開催された冬季オリンピックの実行員会の幹部だったことを踏まえて、ロンドン・オリンピック開催中の人手不足や、入国や税関審査官のスト騒ぎなどについて不手際を指摘したところ、ジェイムス・キャメロン首相に「わたしたちは世界でも最も忙しくて、活動的で、騒がしい都市でオリンピックをやっているんですよ。そりゃあ、なんにもない土地でオリンピックをやるのは簡単でしょうに」とたしなめられた。
なお、これまで、ザ・ナショナル、ブルース・スプリングスティーン、ジェイ・Zらのアーティストがそれぞれにオバマ大統領支持のために協力している。
また、アーケイド・ファイアは現在2010年の『ザ・サバーブス』に続く新作を制作中だと伝えられている。バンドはハイチのライヴで新曲"Crucified Again"を披露している。
"Crucified Again"の動画はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=CU1rfgvu4Bs&feature=player_embedded
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