2007年10月、突如ウェブで新作の配信を開始。価格設定などの画期性が話題を呼んだレディオヘッドの最新アルバム『イン・レインボウズ』。これまで明らかにされてこなかった販売状況がついに発表された。
同作の販売状況の発表は、レディオヘッドの楽曲やイメージ権利などを管理するWaner Chappellが、先日アイスランドはレイキャヴィークで開催された国際会議『You Are In Control』で行なった。
まず、『イン・レインボウズ』は、オフィシャル・サイトradiohead.comからのダウンロード、CD版、限定の2枚組ボックスセット、iTunes Storeなどのデジタル・ストアなどトータルで300万を超えるセールスを記録したという。なお、ユーザーがダウンロード時に設定した平均価格は公表されていない。
『イン・レインボウズ』はオフィシャル・サイトでの配信から約3ヶ月後に通常のCDで発売。サイトから無料で入手が可能だったにもかかわらず、UK、USチャートでは1位を獲得、現在までにCDだけで175万枚の売上を記録している。また、発表によれば通常のCD版の発売がスタートする以前に、既に前作『ヘイル・トゥ・ザ・シーフ』の売上を上回っていたそうだ。
なお、バンドのオフィシャル・ウェブ・ストアw.a.s.t.e.のみで40ポンド(約7,000円)で発売された限定2枚組ボックスセットは10万枚を売上げている。
レディオヘッド『イン・レインボウズ』の販売状況がついに明らかに
2008.10.22 01:10