ジョン・スペンサーがローリング・ストーンズ50周年に物言い
2013.01.03 18:00
11月に8年ぶりの単独来日公演を果たしたザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン。メンバー3人それぞれが、様々な大御所アーティストが50周年を祝した2012年でロックンロールを続けることの意義について、12月29日発売のロッキング・オン2月号で語っている。そこでジョン・スペンサーはローリング・ストーンズの50周年について下記のような見解を示している。
「ロックンロールそのものが巨大な体制になっちゃってるんだ。だからさ、もちろんローリング・ストーンズが50周年を迎えたというのは祝うべきことだと思うけど、それってある意味、興醒めなところもあるんだ。そもそも最初にバンドを始めたとき、特にプッシー・ガロアのときは、そういう、制度化されたロックンロール・ミュージアム的なものに対する挑戦だと思ってやっていたわけだから」
さらに、成熟しつつあるロック・バンドとして、ドラムのラッセル・シモンズはあるアーティストを参考にしていると答えている。
「イギー・ポップが若造じゃないってことは誰でも知っている。なのに、いまでもショッキングなほどの説得力が彼らのエネルギーにあるわけだろ。それは当初と同じ、いや、それ以上かもしれない。ただ、それを出すためには、彼は前と同じスタンスでやってられない。わかり難いかもしれないけど、イギーは成熟したからこそ昔と同じエネルギーを発することができているわけなんだ。(省略)適当にやっているわけじゃないんだ。経験と知恵があるから(イギー・ポップ&ザ・ストゥージズは)タイトで完璧な演奏をやれているわけで、タイトで完璧な演奏をやれているから、あそこまでクレイジーなエネルギーを発せられているんだ」
11月17日、旧友ギターウルフと対バンした、下北沢SHELTER公演を記念し、その日のライヴDVDがパッケージされたスプリットEP『ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン VS ギターウルフ』が1月23日に発売される。
rockin'on2月号
『ロッキング・オン』2月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/76734