甲本ヒロト(Vo)「ツアーの本数が書いてある紙を見ると、ものすごく楽しい気持ちになる。生きていられる気がするんだ」
7枚目のアルバム『YETI vs CROMAGNON』のリリースを2月6日(水)に控え、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトとマーシーこと真島昌利が現在発売中の『ROCKIN’ON JAPAN 3月号』に登場している。
今作にも彼らにしか鳴らせないロックンロールが詰まっているが、ヒロトによれば楽曲というのは「うんちみたいなもの」だそうだ。
ヒロト「すっげえいいのが出た時に発表する(笑)。恥ずかしいから隠したいっていうこともあるし」
聴いたレコードが彼らの体内で消化され、新たに生まれてくるクロマニヨンズのロックンロール。しかしその一方で作品ごとにアップデートされている感じがするのはなぜか、というインタヴュアーの質問に対し、彼らはこう答えている。
ヒロト「楽曲は成り行きだけど、僕とマーシーは20数年間、その成り行きの『成り行かせ方』をやってきた。スタジオに入った瞬間に、僕とマーシーの空気はあるんだと思う。今は4人でうまーい成り行かせ方をしてんじゃない? そんな気がする」
アルバム7枚を重ねてきたクロマニヨンズは、今まさに絶好調だ。メンバーの関係性もさらによくなっているらしい。
マーシー「普段あんまりそういう意識はしないけど、それはあるんじゃないかな。『あ、この人たちってバカだな』ってわかる(笑)。バカがバレる時が」
ヒロト「この人たちバカのふりしてると思ってたらほんとにバカだったってやつでしょ」
さらにとてつもない本数を踏破するツアーへの思いなど、なぜ彼らだけがこんなにもみずみずしくかっこいいロックンロールを鳴らし続けることができるのか、その秘密に迫ったインタヴューだ。

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