2月20日にリリースされる、BRAHMAN5年ぶりのニュー・アルバム『超克』。3.11の震災以降、TOSHI-LOWが抱いてきた思いやテーマを爆発させたこのアルバムへの道程を語ったインタビューが、現在発売中の『bridge』vol.74に掲載されている。インタビュアーは渋谷陽一。
震災当時、自身が音楽をやることに苦悩していたというTOSHI-LOW。自身が感じている世界観と、社会が見ている世界観が乖離していると感じていたのだという。しかしその状況は震災を境に一変する。多くの命が失われ、世界が崩壊していくさまを目撃したTOSHI-LOWの中に、新たに音楽へ向かう動機と衝動が生まれてきたのだ。
「震災のあとすぐにスタジオ入って鳴らした瞬間、一発目の音に涙が溢れてくるみたいな。もう1回人生でその衝撃が来るなんて思わなかった」
再び音楽をつくる意味、歌う意味を発見したTOSHI-LOWは、新作を全編日本語詞(カヴァー曲除く)でつくりあげる。「やっぱ言いたいこととか今響いてほしいこととか、意味が耳と腹の底にドンッていうような日本語でやれるのかっていう自分の勝負があった」。日本語で曲をつくることによって、これまで封印されていたセンチメンタルなメロディが解放された。「いいのいいの、もう恥ずかしくていい。『恥ずかしくていいんだよね』って思った」とTOSHI-LOW。
再びロックへの本能を取り戻したTOSHI-LOWとBRAHMAN。今の時代に、何を鳴らし、何を伝えるべきか。そこに迷いはない。
「ほんとに好きじゃなかった、自分の声も自分の歌も。じゃあ今はどうなのって言われたら、今でも好きじゃないけど、自信ないことはない」
そのほか、歌詞に没頭していてほとんどレコーディングスタジオに行かなかった――など、貴重なエピソードも明かされたインタビュー、必読だ。
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