ビートルズ、元バンドの秘書のドキュメンタリー映画にオリジナル音源の使用を許可

ビートルズ、元バンドの秘書のドキュメンタリー映画にオリジナル音源の使用を許可

ザ・ビートルズはバンドの秘書を長く務めたフリーダ・ケリーの生き様を追ったドキュメンタリー映画『Good Ol’ Freda』でのビートルズの音源使用の許可を認めたことを明らかにしていて、4曲が使われることになったという。

映画のスタッフらは製作費の5万ドルを捻出するため2年近く奔走してきたそうで、ここにきて今年のサウス・バイ・サウスウェスト・フェスティヴァルでの上映も決定し、さらにビートルズのオリジナル楽曲4曲の使用許可を得るという、インディ映画としては快挙を成し遂げたと『ザ・ガーディアン』紙が伝えている。

なお、楽曲は"ラヴ・ミー・ドゥ"、"アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア"とほか2曲で、許可にはポール・マッカートニー、リンゴ・スターの2人とジョン・レノンとジョージ・ハリスンの遺産管財人の同意が同時に必要だったと監督のライアン・ホワイトは『ハリウッド・リポーター』誌に語っている。

ちなみに、さらに高額な使用料を請求される場合もあるそうで、アメリカのテレビ・ドラマ『マッドメン』などは"トゥモロー・ネヴァー・ノウズ"の一部を使うだけで25万ドルも支払ったと伝えられている。ホワイト監督は今回いくら支払ったのかを明らかにしていないが、ただ「現存するビートルズのメンバーがフリーダのことをどれだけ愛してやまないのかということはよくわかったよ」とだけ語っている。

フリーダはビートルズの秘書として11年間働き、ビートルズの事務所の切り回しとビートルズ・ファン・クラブの運営を任されていたことで知られている。しかし、事務所とファン・クラブを自らの手で畳んで以来、その後は自身の果たした役割や、ビートルズのメンバーの素顔、あるいはバンドの舞台裏についてただの一度も公言したことがなく、今回の映画はそうした「忠誠心とはなにを意味していて、その倫理観をキャラクターという側面から掘り下げた」内容になっているとホワイト監督は語っている。

また、ホワイト監督はビートルズのライバル・バンドでもあったザ・マージービーツのリーダー、ビリー・キンズリーの甥っ子でもあり、親族の集まりなどでフリーダを何度か見かけたこともある間柄でもあるとか。

「実はぼくはフリーダのことは相当前から知ってるんだよ。でも、フリーダがまさかビートルズの秘書だったとはまったく知らなかったんだ。そういうことは滅多に表に出さない人なんだよね」

ホワイト監督によれば、今回映画のためにフリーダが秘書時代の話を明らかにしたのは2歳になる孫のためだったとか。

「フリーダにしてみれば、この作品はホーム・ムービーみたいな感覚なんだよね」

資金応募サイト、キックスターターにアップされたフリーダ自身による『Good Ol’ Freda』の解説動画はこちらから→
http://www.kickstarter.com/projects/1215635909/good-ol-freda

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