ジェームス・マーフィー、DFA共同オーナーのティム・ゴールズワーシーを訴える

ジェームス・マーフィー、DFA共同オーナーのティム・ゴールズワーシーを訴える

元LCDサウンドシステムのジェームス・マーフィーはDFAレコードの共同創業者であるティム・ゴールズワーシーを訴えているとか。

ジェームスが2011年に活動停止させたLCDサウンドシステムもまたDFAの契約アーティストだったが、ジェームスはティムを「契約義務違反」や「不当な報酬の授受」などで
93,899ドル(約880万円)の返却を求める訴えを起こしているとニューヨークのタウンニュース・サイトのDNAインフォが伝えている。

訴えのなかでジェームスは「友好的に問題解決にあたろうとしたが、はねつけられた」としていて、ティムが報酬に見合うだけの業務に当たらなかったこと、未返済の借金をしたままになっていること、会社のクレジットカードを不正に使い、さらにDFAの預金口座から不正に資金を引き出したと訴えている。

DFAはジェームス、ティム、そしてジョナサン・ガルキンの3人によって2001年に設立されたが、ティムが3年前に周囲に一切告げることなく、突如会社を辞めてアメリカからイギリスへ戻ったことで話題も呼んだ。

ジョナサンは当時、「ティム・ゴールズワーシーはなんの前触れもなくイギリスのどこかへ引っ越しちゃったらしくて、DFAの誰にも事前の通達はなかったんだ」と語っていた。

「アメリカを出てからはまったく音信も途絶えてるんだよ。しようがないから、ぼくたちも自分のたちの生活と仕事をそのまま続けているんだ。それだけ単純なことだよ。ティムがそうやって辞めたことでぼくたちが痛手を受けたのは確かだけど、次になにをやるにせよ、ティムの幸運を祈るよ」

それに対してティムは自分は辞めたわけではないと次のように抗弁していた。

「ぼくはやめたわけではないから。もし、そうだと言うのなら、マーフィーはいつだっていないんだからね。いつだってツアーをしてるか、スタジオに入ってるかだから、ということは辞めたってことになるよね。それもどうなんだろう、9年くらい前からということになるのかな?」

ティムは元々90年代にジェームス・ラヴェルとモ・ワックス・レコードをイギリスで設立したことで有名で、ジェームスのユニットUNKLEでもプロデューサーやメンバーとして活躍していた。

なお、ジェームス・マーフィーはアーケイド・ファイアの新作にプロデューサーとして参加していることが伝えられていて、1月にリリースされたパルプの最新シングル"After You"でもプロデューサーを務めている。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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