元ザ・ビートルズのリンゴ・スターを題材にした初の本格的な展覧会が今年の夏に開催される。

『Ringo: Peace & Love』と題されたこの展覧会は、ロサンジェルスのグラミー博物館で6月から11月まで開催され、その後世界各地で巡回する予定になっている。

展覧会ではミュージシャン、アーティスト、俳優と、リンゴのどの顔も含んだ「リンゴの音楽と創造活動を包括する」内容になっていて、「ピース・アンド・ラヴというリンゴの普遍的なメッセージをより広く伝えることを主旨にしている」という。

展覧会ではこれまで未発表となってきた写真や手紙、記念品などが展示され、リンゴがシェイ・スタジアムや『エド・サリヴァン・ショー』で叩いたドラム・セットや『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のジャケット写真でリンゴが着ていたスーツ、『ヘルプ』のジャケットで着ていたマント風のジャケットや1969年の屋上ライヴの際、羽織っていたジャケットなども観られるという。

また、展覧会会場では客がリンゴからヴァーチャル・ドラム・レッスンを受けられるインタラクティヴ・ブースも用意されるとか。

博物館のボブ・サンテリは今回の企画について次のように語っている。

「『Ringo: Peace & Love』のためにリンゴが協力してくれることになってとても光栄に思っています。リンゴの類稀なる音楽的遺産を祝福できることをリンゴの大勢のファンと同様にとても楽しみにしていますし、それと同時にリンゴのことをまったく新しい世代の音楽ファンに紹介することができて大変嬉しいです」

なお、リンゴは先頃世界で最も金持ちのドラマーだと、資産算定サイトのセレブリティネットワース・コムが伝えている。

それによればリンゴの資産は現在3億ドル（約237億円）相当とみられていて、2位の元ジェネシスのフィル・コリンズの2億5千万（約197億5千万円）ドル、3位のデイヴ・グロール2億2500万ドル（約177億7500万円）をゆうに引き離しているという。

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