マイ・ケミカル・ロマンスのジェラルド・ウェイ、『デンジャー・デイズ』をベースにしたグラフィック小説を刊行

マイ・ケミカル・ロマンスのジェラルド・ウェイ、『デンジャー・デイズ』をベースにしたグラフィック小説を刊行

3月22日に突然の解散宣言を発表したマイ・ケミカル・ロマンスだが、『デンジャー・デイズ』をベースにしたグラフィック小説が刊行されることが明らかになった。

タイトルは『Danger Days: The True Lives of the Fabulous Killjoys』といって、イギリスでは6月16日にコミック書店フォビドゥン・プラネットで発売され、ジェラルド・ウェイは共作者としてクレジットされているという。なお、5月4日にはフォビドゥン・プラネットで無料プレヴューが行われる。

物語はアルバムにも登場する作中キャラクターのキルジョイが抑圧的な巨大企業のベター・リヴィング産業との闘争を繰り広げるものとなっていて、ほとんどの登場人物が命を落としてしまうが、唯一生き残った謎の少女がベター・リヴィング産業の命脈を断つ使命に乗り出していくという。ジェラルドはこれまでもコミック・シリーズ『The Umbrella Academy』の原作を手がけたことがある。

また、ジェラルドは次のように解散にあたっての長文メッセージをツイッターでも発表し、次のように締め括っている。

「マイ・ケミカル・ロマンスは終わった。でも決して死にはしない。それは僕の中で、メンバーの中で生きている。そして君達みんなの中で生きているんだ。僕はそうなるとずっとわかっていたし、君達だってそうだったと思う。だってそれはバンドじゃない――それはアイデアなんだから」

マイ・ケミカル・ロマンスは地元のニュジャージーで2001年に結成。翌年、ファースト・アルバム『アイ・ブロウト・ユー・マイ・ブリッツ、ユー・ブロウト・ミー・ユア・ラヴ』をリリースし、2004年発表のセカンド・アルバム『スウィート・リベンジ 』でメジャー・デビュー。この年のサマーソニックで初来日を果たし、2006年発表のサード・アルバム『ザ・ブラック・パレード』は全米・全英ともに初登場2位を記録し、世界的なブレイクを果たした。2009年のサマーソニックにはヘッドライナーとして出演。最後のアルバムとなったのは、2010年発表の『デンジャー・デイズ』だった。バンドは新作に取りかかっているとされていて、2009年に制作した音源を『Conventional Weapons』というシリーズとしてリリースを続けていた。
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