注目の新人サイケ・ロック・バンド、テンプルズがロンドンのザ・レキシントンで行ったライヴに駆けつけたノエル・ギャラガーは、ずっとこのバンドを観たかったのに、会場がパブの2階のしけた店だったのが残念だと語っている。
ビーディ・アイのゲム・アーチャーや、オアシスの元ツアーDJであるフィル・スミスらとライヴに駆けつけたノエルは「パブでやるような音楽じゃないんだよ」とテンプルズの音について解説している。
「宇宙的なスペース・ミュージックだから、『スター・ウォーズ』に出て来るデス・スターをがらんどうにしてその中で聴くべき音楽なんだよ。サウンドチェック中のアリーナとかでもまだましだよ。それだけのエコーがあったら、この音がどうなるのか、想像してみろよ」
バンドについては次のように『NME』に語っている。
「ライヴとしては最高だったし、大好きだよ。聴きながら、アルバムはどうなるんだろうって考えて、銀河系の未来はこのアルバムとジャグウォー・マにかかってるなと思ったね。この2枚のアルバムがしっかりしたものになれば、なんていうんだっけ、帝国軍か、帝国軍の悪者どもは打ち負かされるよ」
さらにこの両バンドに傾倒していることは自身の好みそのものがサイケデリックなものに向かっていることなのかと訊かれ、ノエルは次のように答えている。
「俺に関していえば、サイケデリック・ミュージックはいつだって聴いているもんだからね。でもさ、振れ幅がすごいあるものなんだよ。ジミ・ヘンドリックスからザ・ビー・ジーズまでっていうさ。そういうところがレゲエとはちょっと違うんだっていうことはわかるかな?」
今後はなにをやっていくのかという問いには「愛の建造物に今は取りかかってるんだ。みんなのために建てるんだよ」と答えたが、具体的にどういうことなのかと訊かれると「バカなこと訊いてないで、それ以上突っ込むなよ」とだけ説明した。
テンプルズの“Shelter Song”はこちらから。
この日のテンプルズのセットリストは以下の通り:
'The Golden Throne'
'Colours To Life'
'Prisms'
'Sand Dance'
'Keep In The Dark'
'The Guesser'
'Shelter Song'
'Sun Structures'