5月22日(水)に待望の新作『ランダム・アクセル・メモリーズ』をリリースするダフト・パンクだが、役者に自分たちの衣裳を着込んでもらってまやかしのダフト・パンクとしてライヴをやることもできるが、残念ながらあまり頻繁にライヴはやらないのでそんなもったいないことはとてもできないと語っている。
フランスの『ロックンフォーク』誌の取材に応えてダフト・パンクの二人は代役を立てたライヴの可能性について次のように語っている。
「それはやろうと思えば可能だけど、それにしてもぼくたちはライヴの機会が少なすぎるからね。2万人ものお客さんが詰めかけて喜んでくれる姿を直接確認しないとなったら、ちょっとバカすぎるよ」
トーマとギ=マニュエルの二人はさらにヘルメットを着用していることで享受している匿名性について次のように語っている。
「この匿名性がなかったら、その後どうなっていたか、よくわからないところだよね。だから、こうやってきたことでまったく後悔はしてないよ。生活はいたって普通にやってられるからね。ぼくたちは12歳の時に知り合って、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとかザ・ドアーズを聴いてたんだよ。そして、その後、このロボット・キャラクターを作り上げたんだね。若い世代の人たちがこれを取り入れてアレンジしているのは見て取れるし、とても嬉しいよ」
なお、この匿名性のおかげで経験した最も突拍子もない出来事として、1997年にロンドンのアストリアで行われた自分たちのライヴの会場の外でダフ屋にチケットを懸命に売り込まれたことを二人は挙げている。
また、イギリスのシングル・チャートでは2週連続で1位に輝きそうな勢いの"Get Lucky"だが、今度の新作の性格について二人は次のように語っている。
「今度のアルバムはぼくたちにとって初のスタジオ・アルバムなんだ。これまでのアルバムはずっと宅録のような気がしてきてたからね」