マニック・ストリート・プリーチャーズ、アルバム2枚による新作の全貌を語る

マニック・ストリート・プリーチャーズ、アルバム2枚による新作の全貌を語る

現在取り組んでいる新作が2枚の作品になると先頃から伝えられてきたマニック・ストリート・プリーチャーズだが、その全貌について明らかにしている。

バンドは2011年12月にロンドンのO2アリーナで行ったライヴを最後にしばらくライヴから離れて作品制作にいそしむことを明らかにしていたが、現在バンドは35曲をレコーディングし終えていて、アルバム2枚の構成になると明らかにしている。ジェイムス・ディーン・ブラッドフィールドは次のように『NME』に語っている。

「1枚はもうちょっとでミックスも仕上がるところなんだ。アコースティックをベースとしたアルバムになっていて、アルバム全体でもエレクトリック・ギターは1回しか使ってないと思うよ。だけど、キャンプファイアー向けマニック・ストリート・プリーチャーズっていうもんじゃないし、陽気に段ボールを打楽器代りにしてるような代物じゃないんだ。リード・トラックになる曲は、"ロックス・オフ"の頃のローリング・ストーンズとラスヴェガス時代のエルヴィス・プレスリーのミックスみたいな感じなんだよ」

もう1枚の方のアルバムについてジェイムスは次のように説明している。
「こっちはもっと棘があって、派手な感じになってるんだ。バンド・サウンドがベースになってて、多少クラウト・ロックの影響もあるかもという感じかな。『ホーリー・バイブル』とは違うんだけど、意図と威圧感というところでは少し似た感じもあるんだよ。歌詞的にはヨーロッパへの憧れのようなものもあるんだ。ヨーロッパの風景、そしてヨーロッパという病、つまり、どうしてもその一部になれない俺たちイギリス人が抱える病のことだよね。でも、保守党みたいなことを言ってるわけじゃないから、心配はしなくていいよ。ヨーロッパとイギリスを切り離したいという内容の曲はひとつもないから。こっちのリード・トラックでは俺が英語とドイツ語の半々で歌ってるんだよ」

さらにバンドは先頃、フォーク・アーティストのケイト・ル・ボンと"Four Lonely Roads"という新曲に取り組んでいることやアコースティック・アルバムの方には元ロングピッグスでパルプにも一時在籍したリチャード・ハーレイが参加していることも明らかにしている。

また、バンドは9月にノースウェールズのポルトマイリオンで開催されるフェスティヴァル「ナンバー6」にも出演する予定で、このフェスにはネオン・ネオン、ジェイムス・ブレイク、エヴリシング・エヴリシング、ジャグウォー・マ、テンプルズ、アルーナ・ジョージらが出演を予定している。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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