ボストン・マラソン爆発事件の容疑者を表紙にした『ローリング・ストーン』をホワイト・ライズが批判
2013.07.19 22:15
アメリカの『ローリング・ストーン』誌の最新号がボストン・マラソン爆発事件の容疑者、ジョハル・ツァルナエフを表紙にして物議を呼んでいるが、これについて『NME』の動画インタヴューに答えたホワイト・ライズのハリー・マックヴェイもバカな判断ではないかと次のように語っている。
「僕はあれはバカなアイディアだったと思うな。っていうか、僕としては『ローリング・ストーン』を買ったことは実は一度もないんだけどね。それは自分がイギリスで生まれ育ってるからで、『ローリング・ストーン』って明らかにアメリカそのもののような雑誌だからね。でも、一応音楽誌なんだろうとは考えてるから、なんでわざわざ爆弾犯人の容疑者が表紙になるのかって思うよね」
さらにハリーは「これはかなり変な判断だし、ある意味ものすごく無神経だよね。別に容疑者を美化する写真にはなってないけど、悪い印象を残すような写真でもないからね。あれ見た?」とジャック・ローレンス=ブラウンに問いかけていて、ジャックは「うん、見たよ。まあ、ちょっとショッキングなことをやって部数が動けばっていう思惑だったんだろうなと思うけど」と答えている。
さらにハリーは次のように語っている。
「まあ、これを表紙にしようと決めた時点でよく自問してみなければならなかった判断だったと、それをまざまざと見せつける表紙になってるよね。あまり賢明な判断だったとは思えないし。むしろ、犠牲者の方を表紙にするべきだったんじゃないかな。それがあの人物のやったことの結果なわけだし、あの人物がもたらした被害についてもきちんと配慮したものになると思うんだけど」
ホワイト・ライズの動画インタヴューはこちらから→
http://www.nme.com/nme-video/white-lies---putting-bomber-suspect-on-the-cover-of-rolling-stone-was-a-really-stupid-idea/2553284375001
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