ジョン・ライドン、グラストンベリーのストーンズは「様子がおかしかった」と語る
2013.07.20 21:00
パブリック・イメージ・リミテッド(PiL)のジョン・ライドンはグラストンベリー・フェスティヴァルにヘッドライナーとして出演したザ・ローリング・ストーンズについて「様子がおかしかった」と語っている。
音楽サイトの「ノイジー」の取材に答えたジョンはさらに同じグラストンベリーにヘッドライナー出演したマムフォード・アンド・サンズについてウケ狙いと評している。グラストンベリーでどちらかのバンドは観たのかと訊かれてジョンは次のように答えている。
「マムフォードが出ているとは知らなかったんだ。うーん。ダサめのアイルランド風装いっていうのはああいうもんじゃないんだよなあ。俺にはちょっとウケ狙いが過ぎてるように思えるね。それとストーンズは……その前の晩にブリストルのホテルで5分ほど観たんだけど、あまり感心しなかったな。なんか様子がおかしかったよ」
ただ、セックス・ピストルズ時代にミック・ジャガーがシド・ヴィシャスを支えてくれたことなどを考えるとザ・ローリング・ストーンズを「あんまりいじる気にはなれない」と次のようにも説明している。
「まあ、頑張ってほしいよ、やりたいことやればいいじゃん。ストーンズは俺の敵じゃないから。ミック・ジャガーは俺たちにとってはすごくいいことをいくつかやってくれてて、特に初期のセックス・ピストルズについてはそうなんだよ。シドが面倒ばっかり起こしてた頃、実はミックが裏で動いてくれてて、俺たちに弁護士やらいろんなことを紹介してくれてて、当時の俺たちにはできるはずのなかったことを提供してくれてたんだ」
また、ジョンはセックス・ピストルズとPiLでの活躍を称えて10月15日に開催される著作権団体である放送音楽団体基金(BMI基金)で主催するBMIアイコン賞授賞式で表彰されることが明らかになっている。BMI代表のデル・ブライアントは次のように明らかにしている。
「ジョン・ライドンはその音楽、ファッション、アートへの影響が世界中で感じられる真のアイコンです。今回のBMIアイコン賞でジョンがポピュラー・カルチャーに与えた衝撃や傑出した音楽的貢献を称えることができて光栄に思います」
PiLは昨年バンドにとって20年ぶりとなったアルバム『ディス・イズ・PiL』を自身のレーベルからリリースした。
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