NIN、レディング主催者とビッフィ・クライロにステージを台なしにされたと語る

NIN、レディング主催者とビッフィ・クライロにステージを台なしにされたと語る

ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーは、レディング・アンド・リーズ・フェスティヴァルの主催者や同日ヘッドライナーを務めたビッフィ・クライロへの激しい批判を露わにしている。

8月23日にリーズ・フェスティヴァルに出演したナイン・インチ・ネイルズは、25日にレディングに20時に75分の持ち時間で出演し、それに続いてビッフィ・クライロは22時からヘッドライナーとしての出演を果たしたが、ナイン・インチ・ネイルズは横長に明るい照明で背後からバンドを影絵のように映し出すなど、新しい試みに満ちたテンションの高いステージを披露することになった。

しかし、ライヴを控えた8月25日の午後の時点でトレントは自身の出番に対して主催者やビッフィ・クライロへの不満を次のようにツイートしていた。

「レディングのライヴは類を見ないようなショーになると思うよ……」

「……フカシ野郎の主催者と俺たちの後に出る連中(誰だか知らないけど)が俺たちの(ステージ・)プロダクションを台なしにしてくれたよ」

ビッフィ・クライロはこれにまだ応じていないが、レディング・アンド・リーズ・フェスティヴァルを運営している興行団体フェスティヴァル・リパブリック代表のメルヴィン・
ベンは次のように反論している。

「事実はだね、この発言に事実はないということだね。連中が署名した時から、契約の内容は何一つ変わってないんだからね」

ひょっとしてトレントは自分が名前を聞いたこともないようなバンドの前座をやらされることを苦々しく思っていたのだろうかと問われるとベンは「それについてはコメントのしようがまったくないね」と答えた。

なお、トレントは今回のツアーのステージは1983年のトーキング・ヘッズの「ストップ・メイキング・センス・ツアー」のステージに触発を受けているとのことで、屋外ステージで効果を発揮するように設計されたものだと明らかにしている。

「物理的な構成要素だけ見ていくと、意外とロー・テクなものなんだよ」とトレントは『NME』に語っている。「これまでで最高傑作か世紀の大失敗となるか、そのどっちかというものなんだ」

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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