10月9日に『20/20 エクスペリエンス 2/2』をリリースするジャスティン・ティンバーレイクはカニエ・ウェストとのぎくしゃくした関係を和解させたことを明らかにしていて、いずれカニエとコラボレーションしてみたいと語っている。

これまで二人の間では今年の2月にジャスティンがジェイ・Zとのシングル"スーツ&タイ"をリリースした時点でカニエの方から一方的に難癖をつけていて、カニエはライヴでオーディエンスに「俺にはハヴ（ジェイ・Z）への愛はあるけど、あの"スーツ&タイ"は勘弁してくれよ」と表明していた。

ジャスティンはラッパーでラジオ司会者としても有名なスウェイの番組に出演し、カニエの発言について次のように語っている。

「結局のところはただの音楽なんだからさ。僕は今回のレコードが大好きだし、"スーツ&タイ"もすごい気に入ってるんだ。自分が聴いて育ってきた音楽をすごく思い出させてくれるんだよ。カニエについてはすごい天才だと思ってるからそういう意見もあるんだなと尊重するけど、僕はカニエの言っていることに同意はしないよ」

さらにカニエとは先週末行われたMTVヴィデオ音楽賞で会話を交わして打ち解けたこともジャスティンは明らかにしている。

「カニエに言ったんだよ、『あんたのことはすごい好きなんだよ、あんたも想像できないような形でね。やってることすごいいいと思うよ』ってね。カニエとは一緒になにかやったことないから、僕にどういうことができるのかよくわかってもらってないと思うんだ。でも、僕は『イーザス』にぞっこんで、あのアルバムが大好きなんだ。やっぱり、このジャンルでは相当先を行っちゃってると思うよ。リスナーも将来きっとカニエのよさがもっとわかってくると思うよ」

また、ジャスティンはカニエとのコラボレーションも試みたいことを明らかにしていて、そのことをカニエと会話を交わした時に伝えたという。するとカニエは「じゃあ、それを一番いい形でやるには、一緒に腰を落ち着けて音楽を聴いてみないとね」と返事したとジャスティンは語っている。

(c) NME.COM / IPC Media 2013