ストロークスのアルバート・ハモンド・ジュニア、ヘロイン漬けだった過去を明かす
2013.09.05 18:00
ザ・ストロークスのアルバート・ハモンド・ジュニアが、かつてドラッグの中毒に苦しんでいたことを認めた。これは『NME』誌の取材で初めて語られたもので、インタヴューの中でアルバートは自身がドラッグとアルコールの依存症で、2009年にリハビリを受けていたことを明かしている。
アルバートによるとストロークスのセカンド・アルバム『ルーム・オン・ファイア』(2003)をリリースした頃は「暗黒の時期」だったという。
「24歳から26歳くらいまではコカインや鎮痛剤をやってて、その後ヘロインに手を出したんだ。26歳から……29歳くらいまでやってた。別に当時、不幸せだったわけじゃないんだよ。俺はただ、ただハイになりたかったんだ」
「酷い時はヘロイン、コカイン、ケタミンをいっぺんにやってた。朝も夜も関係なし、1日20回くらいね。わかるだろ? 俺は混乱してたんだ。今思い返してもなんであんなことやってたのか自分でもわからないよ。俺の手首は(注射のしすぎで)紫に変色していた。で、それを見た人に『アルバートを見たか? あいつくるってるよ』って言われる。だから手首が見えないように袖の長いシャツを着るようにしてたんだ」
その後、アルバートは2009年にリハビリを受け、現在は薬物を完全に絶っているという。
アルバートはソロEP『AHJ』を10月8日にリリースする。プロデューサーにストロークス作品で知られるガス・オルベルグを迎え、ほぼすべての楽器をアルバート自身が演奏しているという。
ちなみにアルバートは2006年に『ユアーズ・トゥ・キープ』、08年に『コモ・テ・ヤマ?』という2枚のソロ・アルバムを発表しており、本作はそれ以来のソロ作品となる。
リリースの詳細は以下の通り。
アルバート・ハモンド・ジュニア
EP『AHJ』
10月8日発売(輸入盤)
1. Cooker Ship
2. Strange Tidings
3. Carnal Cruise
4. Rude Customer
5. St. Justice
(c) NME.COM / IPC Media 2013