12月4日(水)にライヴ作品『ライヴ・アット・ローマ・オリンピック・スタジアム』をリリースするミューズだが、次回作の構想についてより無駄を剥いだアルバムになると語っている。
マシュー・ベラミーはこれまでも、次回作ではよりロックとしての原点に戻ることになるだろうと語ってきているが、今回リリースされるライヴ盤に収録されているローマでのライヴの直後から制作作業に取りかかっていることを『ローリング・ストーン』誌に明らかにしている。
「おもしろいのは、次回作向けの作曲は大方、ローマでのライヴの翌日から始まったと言ってもいいからなんだ。次のアルバムで目指していることの構想はかなりよく見えてるんだよ。なんかとんでもないことを経験して翌朝、目が覚めて『なんだ、なんだ? あれ、なんだったんだ?』って現実に引き戻されるような内容なんだ。
いろんな意味でこのバンドはみんなが10代だった頃に結成されて以来、かなり気の狂ったような旅を巡ってきたわけだからね。あの頃はね、僕たちはステージでも引っ込み思案なところがあったんだ。みんなそれぞれに自分の中に引き籠ってて、音楽の陰に隠れてたんだよ。そうした意味であのローマでのライヴは僕たちがこの旅を始めたその始まりの頃のキャラクターとはまるで正反対になった僕たちの姿を体現したものなんだ。そこでこの現在のキャラクターを、ギターとベースとドラムという楽器で演奏している音楽だけの世界にまた引き戻してやりたいんだ。
僕としては次回作はここ2作で加えてきたもの、エレクトロニクスや弦楽や交響楽などといったものをすべて剥ぎ取った内容になるべきだと強く思ってるんだよ。自分たちとはどういう存在なのかということのベースになっている部分にまた繋がって、思い出してみるのも悪くないんじゃないかと思うんだよ」
ただ、マシューは単純に原点回帰するのとはまた違うものになるとも次のように語っている。
「でも、戻るといっても、駆け出しの頃にやってたような音楽にまた戻るということじゃないんだ。それじゃ壊滅的なことになるだけだから。むしろ、駆け出しの頃のメンタリティに戻ってみるということで、自分の担当楽器がただひたすら上手くなりたくて、ただひたすら一緒に演奏したくて、ただひたすらに有機的な音楽を作りたがっていた気持ちに戻りたいっていうことだよね。そこが次回作のスタート地点になるんだと思う」