ネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領の死を様々なミュージシャンが追悼

ネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領の死を様々なミュージシャンが追悼

南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)への反対闘争を続け、ノーベル平和賞にも輝いたネルソン・マンデラ元大統領が12月5日に他界したのを受けて、様々なミュージシャンがマンデラ元大統領への追悼の意を表明している。

ディジー・ラスカルはツイッターで「彼は正しい闘争を闘った。R.I.P.(ご冥福を)ネルソン・マンデラ#いい人を失った」と追悼の念を表している。リアーナは画像サイトのインスタグラムの自身のアカウントに、マンデラ元大統領の画像を上げてから次のようにツイートしている。

「人類史上最も偉大な人間の一人!!!#伝説。この人に教えてもらったことをわたしたちは決して忘れないだろうし、この人が長年にわたって耐え忍んできた苦しみを乗り越えるだけの力はどこから来たのか、そのことをわたしたちが正確に理解できる日はきっとこないのでしょう!! ありがとう#マンデラ」

その後、リアーナは次のようにツイートしている。
「#ネルソン・マンデラ あなたはあなたの同胞に誇りをもたらしました!! だからわたしたちはいつまでもあなたことを愛しています。#1ラヴ」

またケンドリック・ラマーは次のようにツイートしている。
「R.I.P.ネルソン・マンデラ。あなたは偉大な人だった!」

パブリック・エナミーのチャック・Dは次のようにツイートを連投している。
「(当時拘留されていた)マンデラを釈放させるということはパブリック・エナミーの青写真としてあった事項だった。ラップとヒップホップを使ってこの人物を認知させること。R.I.P.……ネルソン・マンデラが実際に果たしたことを認識すること、それは自分たちの権利のために闘うことを追求したことか。いいや、そうではない、それは単純に地球の隅々にまで人間の架け橋をかけていくために果たしたことなんだ」

ネルソン・マンデラは40年代から南アフリカの黒人解放運動に身を投じ、50年代には指導的な役割を負うようになったが、60年代から国家反逆罪で投獄され、世界で最も有名な政治犯の一人となっていた。その後反アパルトヘイト運動が激化すると、89年にアパルトヘイト政策の廃止が表明され、ネルソン・マンデラも釈放となった。その後、旧体制のデクラーク大統領と交渉を重ねながら、アパルトヘイト撤廃と民主化への道筋を探り、デクラーク大統領とともに93年にノーベル平和賞を受賞した。94年には南アフリカで初の黒人大統領に就任した。昨年からは肺感染症を患って入退院を繰り返していた。

80年代にネルソン・マンデラの釈放要求が世界各地で高まっていく中、スペシャルAKA(ザ・スペシャルズ)は1984年に“ネルソン・マンデラ”をリリースし、エイミー・ワインハウスも2008年にロンドンのハイド・パークで行われたネルソン・マンデラ90歳記念ライヴでこの“ネルソン・マンデラ”を披露した。

他にもエミリー・サンデーは「愛の王が死んでしまった」とツイートし、ザ・ルーツのクエストラヴは「ネルソン・マンデラに自由を! ネルソン・マンデラは自由になった#リスペクト」と追悼している。ジョン・レジェンドは「マンデラの生涯とはなんて英雄的で美しいものなのだろう。ご冥福を」とツイートし、ジェシー・Jは次のような長いツイートを上げている。

「ネルソン・マンデラは『自分が信じるもののために闘う』ということの真の意味を世界の前面で提示してそれを生きてみせた! その最期まで、世界にあなたの謙虚な精神を毎日人類のためにもたらしてくれたことを感謝します。いつかわたしの子供たちもあなたのことを純粋な愛と平和の指導者として教えられるのだろうと思うととても幸福です。誰にとってもあなたはお手本です。あなたは天使です。R.I.P.」

さらにバスタ・ライムズも次のように追悼の意をツイートしている。
「この銀河系の真に偉大な王や神の最後の一人であった、誉れ高き故ネルソン・マンデラにR.I.P.!!! いつまでもあなたを愛す。偉大なる人物にして偉大なる思想家」

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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