4作目となるアルバムを『♯』と『4』という2枚に分けて連続リリースしたAA=。現在発売中の『ROCKIN’ON JAPAN』ではTAKESHIへのインタビューで、この異例のリリースの真意と、そこから浮かび上がるAA=の本質に迫っている。
TAKESHIの「次に何か作るとしたら少し変化球にしたいな」という意図のもとスタートした2枚連作のアイデア。これまでもAA=が体現してきた振れ幅を最大限に表現するアルバムを企図して進められた制作の過程で、2作のアルバムにはそれぞれに重要なテーマが浮かび上がってきたという。
「作ってくうちにそういう過去みたいなものを改めて自分で見つめ直すみたいなテーマが出てきた。あんまり過去を振り返るっていうことはしてなかったんだけども、敢えてふたつに分けた時には、そういう側面として見つめ直さなきゃいけない気がした」
『4』のほうでは、THE MAD CAPSULE MARKETSのデビュー作を髣髴とさせる“HUMANITY 2”という楽曲を筆頭に、TAKESHI自身の過去を振り返るような歌詞が並ぶ。そこにあるのは、これまでのAA=では表現してこなかった、センチメンタルでエモーショナルな人間・上田剛士の姿だ。
「自分の内面みたいなものがすごく見えてしまって、ちょっと恥ずかしいみたいな感じもありつつ。そこは、ね、ちょっと照れ臭いね。上田剛士がはっきり見えるっていうのは」
未来を勝ち得るために戦い続ける『♯』と、過去との邂逅と和解を穏やかに歌った『4』。2枚のアルバムを合わせて聴いたときに感動的なのは、初めてAA=と上田剛士がイコールで結ばれたような感覚があるからだ。そこで現われた「自分」を「ちょっとぐちぐちしすぎた」と言うTAKESHIだが、4作のアルバムを経て、AA=は明らかに次のフェーズに突入している。そのことが明らかに伝わってくるインタビューだ。
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